甲子園出場!
甲子園大会に出場してきました!!!
といっても、高校野球ではなく、ロータリー・クラブの野球大会で、
所属する「高松南ロータリー・クラブ」の選手として出場しました!
言うまでもなく、甲子園は野球をする人間にとっては、憧れの聖地。
しかし、ぼくは、ものごころついた時から「プロ野球で活躍すること」が、将来の夢であり目標でしたので、小学4年生の時に、高松商業の応援で初めて甲子園を体験するも、生意気にも「プロに行く前に、何度か甲子園くらい来るだろう」と思っていて、興奮するどころか何の感慨もなく、試合展開や采配、試合の流れを読んでいました。
ところが、2009年に娘と甲子園に桜町中学の後輩、高橋涼平くんの
寒川高校と日本文理の試合を観に来た際に、その美しさと臨場感に
圧倒され、感動しました。
そして、その日本文理と広島の堂林翔太の中京大中京の決勝戦も観戦。
今回、春には甲子園出場が決まり、マウンドに上がるべく、
日々、コンディションを調整してきました。
試合前日の金曜日の夜に、参加12チームが集まる前夜祭があり、
ぼくは、前夜祭から出席。
それが、その前日の木曜日の朝、右足カカトに激しい痛み!
その日の朝は走ることもできず、歩くのがやっと。
一日様子を見るも、痛みは治まらず、かかりつけの整形外科へ。
レントゲンを観た先生は「痛風ですね」と。
え~っ!!!
これまで、尿酸値が高かったことはないし、食事は高タンパク
低カロリーと野菜の摂取に気をつけてるし、何で~~~!?!?!
と言ったところで、痛みが収まるわけでもなく、
翌日に試合があることを伝え、痛み止めの注射とロキソニン。
しかし、痛い!あまりにも、痛い!!!
同行の秋山俊二さんは、マスターズ陸上でアジア記録を持つアスリート
ですが、ぼくと同じく大のビール好き!(笑)
その秋山さんに症状を伝え、前夜祭の乾杯からビールを飲まないことを
伝えると、「痛風じゃないから、ビールを飲もう!!!」と。(笑)
前夜祭を終え、秋山さんと、73歳の大橋投手に小野さんの四人で、
三宮での二次会へも足を引きずりながらの移動。
試合当日も、痛みは消えず、夕方からの試合なので、
お昼にロキソニンを2錠。
甲子園への入口は選手と同じ6号門!
入るとすぐに、選手がバッグを担いでスロープを登り、
監督などをインタビューするスペース。
着替えは、一塁側ロッカールームを使用。
ユニフォームに着替えて、室内練習場でアップ。
恐る恐る走ってみると、全く痛くない!!!
ロキソニンが効いたのか、アドレナリンのせいか!?!
とにかく、まったく痛くない!!!(笑)
グラウンドに出ると、その美しさに心を打たれます。
甲子園球場は、この場所で野球をすることを夢見た
数多の高校球児の思いが詰まっているからなのか、
ここで繰り広げられた百万のドラマの舞台だからなのか、
グラウンドと客席が一体となった、素晴らしい球場です。
高揚感あふれる臨場感は、そのかたちだけでなく、音が生み出します。
打球の音や歓声は、特別なライブ感に溢れる臨場感。
グラウンドに降り立つと、客席とは全く違う光景。
手入れの行き届いたグラウンドはとても美しく、
それを優しく包み込むスタンド。
まさに、夢舞台!
先発は、我がチーム最年長の大橋康範投手!
ぼくの母と同じ年の73歳!!!
今期は、4試合に登板し、3試合で2イニングスを無失点と好調!
すると、なんと2イニングスを無失点と完璧な投球!
大橋投手、甲子園でもみせてくれました!
相手は、和歌山県の海南東ロータリー・クラブ。
左腕投手は、よいピッチャーでした。
球は低めに制球され、甘い球がありません。
2回を終わり、0-0の状況で、マウンドへ。
ブルペンでは、久しぶりに肩の痛みを気にせずに投げました。
もちろん、この時には「痛風」の痛みはすっかりありません。(笑)
マウンドの土を均し、キャッチャーへ視線を向けると、
視界に入る全ての客席は、マウンドへと向かっています。
球場の中でも、その中心。
まさに「舞台」です。
マウンドからの光景は格別で、勇気と力を与えてくれます。
相手左腕に、外へ逃げながら沈むツーシームをうまく拾われ、
1点を奪われましたが、3回を投げ切りました。
甲子園で試合をしているという感慨は全くなく、
この舞台でよいプレーをすることだけに集中していました。
甲子園には魔物が潜んでいて、通常では考えられないような
プレーが起こることがありますが、その雰囲気を少し体験できました。
試合は、均衡した試合となり、3-1と2点ビハインドで迎えた最終回、
秋山さんの執念の一打で1点差に迫るも試合終了。
しかし、緊張感のある良い試合で、甲子園球場に失礼のない
試合だったのではないかと思います。
今度は、この場所で、満席のお客さんが入った状態で試合をしたいと思いますが、この望みをどう叶えれば良いのかまだわかりません。(笑)
Recent Comments