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2012.10.25

新人戦!

昨年、小学校で野球をやっていた娘は、
太田中でソフトボール部に入りました。

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3年生が6人、2年生がひとりで、娘の他の新入部員3名は未経験者で
即レギュラーになりました。

それでも、総体が終わると5人に!

今年の春は、新入部員獲得のためにいろいろと工夫を凝らし、
なんと15人もの後輩ができました。

夏の総体は、高松市の予選で敗退。
実戦経験不足は否めませんでした。

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最終学年、新チームの娘はキャプテンとなりました。

先生は、ソフトボールの専門的知識を持っていませんから、
自分たちで練習のメニューを考え、
ポジション・打順を考えなければなりません。

練習試合の度に、実戦経験を積み、「チーム」になっていきます。

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そして、迎えた新人戦!

目標は、高松市の大会を突破し、県大会進出です!

ですが、現実はそう簡単ではありません。

初戦は、小学校からの経験者がほとんどで、ベスト4は固く、
いいピッチャーを要する香東中!

勝つのは至難の業。
どこまで善戦できるのかという相手。

相手ピッチャーは、速く、制球も良く、淡々と打ち取られます。

太田中のエース、アリサもこれまで一番の出来で、相手を封じます。

0-0で迎えた4回、1死1・3塁の場面で、1塁走者が盗塁。
この場面は、3塁走者の動きを牽制しながら2塁で刺したいところ。
キャッチャーの娘には、この場面の練習をするように言ってありました。
そして、3塁走者の動きを見てセカンドがカット。
飛び出していたランナーは慌ててもどる!
タイミング的にはアウト!
これは、大きいぞ!と思ったら、セカンドの送球がそれ、
グランドをボールが転々とする間に2点。

しかし、3-0と善戦しました!

チームの力からすると上出来です!


翌日は、敗者復活の3チームでのリーグ戦。
上位2チームが県大会へ駒を進めます!

最初の試合は、紫雲中対協和中。

このリーグでは、好投手を擁する紫雲中が一歩リード。
太田中と協和中は、互角。

なので、紫雲中に勝って欲しいところ。
ところが、この日は協和中のピッチャーが素晴らしい出来で、
2-1で協和中1点リードで最終回を迎える展開。
しかし、自力に勝る紫雲中は2-3とサヨナラ勝ち!

対協和中。
練習試合では、いい勝負。
自分たちも実力が向上したという実感を持って挑むも、
ピッチャー、アリサは抜群の出来だった昨日と比べ、
腑に落ちない顔でのピッチングで、荒れ模様。
対して協和中のピッチャーは思うような投球で打たせません。

7-2で惜敗!

ということは、紫雲中に4点差以上をつけて勝つことが条件!
これは、実力差からすると、相当厳しい!

試合の合間、食事をしながら、「とにかく絶対にあきらめない!」と、
娘は激を飛ばしたようです!

不調のアリサに変わって、2番手投手の娘が登板!
試合が始まると、太田中は全力疾走、全力プレーで、流れを呼び込み、
相手のミスを誘って優位に進めます!

ただし、いつ大量点取られるのか予断を許さない展開。

打って、走って、守って、なんと12-2のコールド勝ち!

県大会進出を決めました!


県大会までの2週間、好投手は簡単に打てないので、
とにかくバントの練習をやったようです。

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そして迎えた県大会!

讃岐富士「飯野山」を望む、芝生の美しい運動公園での試合。

初戦は、満濃中。
実力はよく似ているでしょう。

プロだって調子が悪い時がある。
でも、それで下を向いていても何も改善されない。
どこをどう意識すればいいのか、そして、いつでも前向きに!
娘とアリサに、そう言って送り出しました。

ミスのない締まった試合で、アリサも落ち着いて要所を抑え、
4番を打つ娘もようやく長打が出て、6-2で勝利!

なんと、県大会ベスト8!

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次は、優勝を狙う国分寺中。
10回対戦しても、1回勝てるかどうかの相手!
相当な練習量を積んでいることもよく聞いています。
どこまで、食らいつけるのか。

グランドの状況から、センター方向の打球が太陽に入る角度。
試合前に、避ける練習をしましたが、簡単ではありません。

初回、ランナーを出すも、粘りのピッチング!
2死3塁で、左中間へ大きな当たり!
センターななみが追いつくも、太陽が目に入り、捕れず失点!
でも、これは仕方ありません、取り返すしかない!

その後も、うまく責められ、序盤で7-1と劣勢!

しかし、ここから怒涛の攻撃で、何と最終回の表、
7-7の同点に追いつきました!

最終回の裏、走者を3塁まで進められるも、2死までこぎつける。
強打の左打者を外角低目のストレート2球で追い込む。
1球、甘くならないことだけ気をつけて、インコースに投げたいところ。
しかし、娘は、それを察知して、外角低目、外にはずしたところに要求。

そして、また、外角低目で勝負。
この球が、右打者の足元あたりに抜けてワンバウンド!
必死でミットを差し出し、飛び込むも、後逸!

残念ながら、7-8でサヨナラ負け。

実力からすれば、十分に善戦しました!

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残すは、来春の宇津木杯と総体のみとなりました。

この春までの時間をどう使うのかにかかっています。
チームとしての一体感は抜群だし、声もよく出ています!
とにかく、頑張った結果も出たし、さらに前進してください!

みお、がんばれ~!

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2012.10.18

「上棟式」

徳島の北島町で進めているテナントビルの上棟式でした。

秋晴れの続く中で、この日は激しい雨。

でも、上棟式の行われた時間、雨が弱くなったので良しとして、
「雨男」探しは止めておきます。(笑)

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建物は、美容関係の販売をしているクライアントの事務所と、
美容関係のテナントが入る、平屋の建築。

平屋の建物の場合、屋根で上棟式を行いますが、
さすがにこの雨では、屋根には上がれず、
ブルーシートの屋根の下での上棟式となりました。

もちろん、こういう経験は初めてです。

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最近は、上棟式も簡略化される場合も多く、
そのやり方は、ケース・バイ・ケース。

今回は、棟梁に祝詞(のりと)をあげてもらって、
式を執り行いました。


高校一年生の夏休み、部活の終わった午後から、
工務店で、大工さんの手伝いのアルバイトをしました。

建方に備えて、角ノミなどの工具で木の加工の手伝いです。

そして、建方当日。

朝から、職人さんたちのテンションが高いのがわかります。

お施主さんが昼食を準備してくれ、いただきましたが、
真夏ですし、そこにビールも用意されていました。

お茶のようにビールを飲む職人さんたちは、
まだ、15歳のぼくにビールを飲ませます。

そこからまた一仕事して、夕方早々に上棟式。

そしてその後、職人さんたちと食事をいただきました。
そこでもまた、ビールを飲まされ、ぼくは人生で初めて酔っ払いました。

目を閉じても、天井がいつまでもぐるぐると回っていました。


上棟式は、建物の骨格が立ち上がり、現場が佳境に入り、
完成へ向けて、空間が少しずつ生まれていくその始まりです。

思い描いていた空間であるのか、少しの安堵と大きな期待。

そして、真夏の青空と職人さんたちの笑顔、ぐるぐると回る天井を、
ビールの苦味とともに思い出します。

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2012.10.12

「浜っこ」

「MIMOCA」の愛称で親しまれる「丸亀猪熊弦一郎現代美術館」は、
丸亀駅前に面しています。

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駅周辺の再開発に伴い、ピーター・ウォーカーによる、
洗練されたランドスケープと、猪熊美術館がつくりだす、
現代的な景観は、まちのスケールとも呼応しています。

丸亀は、金毘羅詣での四国の船の玄関として栄えた港町。

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美術館から少し行くと、港町の風情が残ります。
そこにあるのが、さぬきうどんの店「浜っこ」。

河口の風情の中に佇む様は、なぜか懐かしい姿です。

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昔ながらの飾らない内装も落ち着きます。
写真は、ホンマ・タカシの展覧会会期中に
作品が飾られている時のものですが、まったく違和感がありません。
 
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ギュッと小麦の詰まったうどんは、しっかりと弾力があり、
そして、すべてを受け入れてくれるような優しさがあります。

ダシは主張せず、すっきりしていてどこまでも透明です。

数多ある、さぬきうどんの中で、特にその個性が、
傑出しているわけではありません。
だからこそ、うどんが生活と不可分なほどに文化として浸透していて、
そして、その奥深さとその力を教えてくれる。
そういう、ごくごくありふれた、いつまでもあり続けて欲しい、
日常のうどん屋さんです。

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