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2012.03.29

「谷川製麺所」

「さぬきうどん」の魅力のひとつは、
まったく違う食べ物のように、豊富なバリエーション!

そして、それは「うどん」だけではなく、
店のルールや食べ方にまで及びます。

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「谷川製麺所」は、牧歌的な田園地帯の
倉庫のような製麺所です。

「まさか!ここがうどんや!」と思うような店は
ゴマンとありますから、そこは、驚きません。(笑)

ダシも、その店によって違いますが、
ここは、「しっぽく」!

もちろん、冬になると多くの店が「しっぽく」を出しますが、
ここは、一年中「しっぽく」!

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うどんをもらうと、自分でダシを掛けるのですが、
初めて来た時は、そうとは知らず、「ちょっと濁ったダシだな」。

具は沈んでるので、わからなかったんです。

沈んでるので、ゆっくりとおたまを動かさないと
具が泳いでうまく掬えません。

うどんは、やさしく、ニュルっとした食感。


そして、自家製の一味は恐ろしく辛いので、注意しましょう!

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2012.03.21

第84回選抜高校野球大会 選手宣誓 

日本を襲った、未曾有の大震災から1年。

震災直後、開催の是非が問われる中、観る人たちを勇気づけるために
開催されこととなった前回大会、岡山の創志学園 野山慎介主将が
復興に向けて、自分たちが甲子園で何ができるのかを、
被災地に届けとばかりと魂を込めた、感動の選手宣誓。

その後の、東北楽天イーグルスの本拠地、仙台での初戦、
嶋基宏選手会長がスタンドの東北の人たちに送ったメッセージ。

このふたつのメッセージは、被災した状況の中で、
アスリートが競技をするということは、それに関わる人たちに、
真摯に競技に取り組むことで、勇気を与えるという、
その意義を明確にしました。


今年も春の選抜高校野球大会が開催されます。

今大会の選手宣誓は、大きなダメージを受けた石巻工となりました。

石巻工は、津波でグランドが泥で埋まり、
練習再開まで1ヶ月以上を要し
昨夏の県大会での入場行進では、
こう書かれた横断幕を持って行進。

「あきらめない街・石巻!!
その力に俺たちはなる!!

その横断幕がスタンドで見守る中、阿部翔人主将の選手宣誓は、
「当事者」であるからこそ「伝えたい」、そんな、
石巻を、東北を背負って代弁するかのような言葉でした。


「宣誓。
東日本大震災から1年。日本は復興の真っ最中です。
被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、
今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、
悲しみに暮れている方がたくさんいます。
人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは
苦しくてつらいことです。
しかし日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、
その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。
見せましょう。日本の底力、絆を。
われわれ高校球児ができること。
それは全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。
今、野球ができることに感謝し、
全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。

平成24年3月21日 
選手代表 宮城県立石巻工業高等学校 野球部主将 阿部翔人」

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