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2012.01.25

上棟式

先日、現在工事中の住宅の「上棟式」がありました。

いわゆる「棟上(むねあげ)」のことで、
祭事としては「上棟式(じょうとうしき)」と言います。

工事の始まりの際に安全を祈願して行う「地鎮祭」を
不要だと言う方は、おられませんし、
場所が変われど、そうやり方に差はありません。

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しかし、「上棟式」に関してはずいぶん様変わりしました。

ぼくが子供の頃は、餅だけでなく、まんじゅうやお菓子、
そして、清酒の代わりに木札を投げたりしていました。

今は、ずいぶんと簡略化されています。

それは、大工の棟梁がすべてを取り仕切るやり方から、
施工会社の現場監督さんがマネジメントする方式になり、
さらには、「住宅メーカー」の住宅を「買う」という、
そのあり方が変化をもたらしているのだと思います。


今回の住宅は、2世帯住宅でほとんどが平屋。
一部分のみ2階。

その大きな屋根面で、上棟式。

本来は、女性が上がることはタブーでしたが、
少人数の家族での祭事ですので、上がっていただきました。

「祝詞(のりと)」は、棟梁に上げてもらい、清酒で乾杯。

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しかし、その時間になるとどこから掛けつけたのか、
ぞろぞろと人が集まってきましたが、
今回は、四隅のお餅だけの予定でしたので、
そのお餅をバランスよく持って帰ってもらいました。


ぼくは、高校一年生の夏休み、初めてアルバイトをしました。

午前中の部活を終えた後、ダッシュで帰り、自転車で
父がおじたちとやっていた工務店に向かいました。

今ではほとんど使われなくなった「ちょうな」で、
丸太のまま梁に使う松の表皮を削ったり、
角ノミの工具で、仕口を刻んだりしました。

そんな、段取りが整うと建て方です。

丸一日、朝から行きましたから、日曜日だったんだと思います。

大工さん総出で朝から。

お昼と夕方上棟後には、お施主さんから食事が振舞われ、
大工さんたちにビールも飲まされました!
初めてのビールで、昼間のビールでしたからひどく酔ったのを覚えています。

しかし、大工さんたちにとっては、晴れ晴れとしたお祭り。

そうなんだと感じました。


構造が「空間」を立ち現せる、この瞬間は、
いつまでたってもドキドキするものですが、
同時に、ビールで酔っ払いながらも、
大工さんたちの晴れやかな顔の記憶が蘇ってきます。

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2012.01.05

謹賀新年2012

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新年あけましておめでとうございます!

弊社、本日より稼働です!

この冬の始まりは、温暖で、気温が下がらず、
そのせいか、いつまでも「年末」という実感が沸いてこなかったのに、
年末が押し迫って、新規のプロジェクトが複数動き始め、
また、それまでに進めていたプロジェクトも区切りのタイミングとなり、
ここ数年にないほど、慌ただしい年末を迎えました。

元日は、例年通り、八社参りからスタートし、
昨日、八栗寺に参ってきました。

気がつけば、事務所を設立して15年。
区切りの年を迎えた、この新たな気持ちを忘れることなく、
この一年を誠心誠意過ごしてまいりたいと思います!

本年もよろしくお願いいたします!

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