「やまうちうどん」
「さぬきうどん」ブームの火付け役となった名著「恐るべきさぬきうどん」。
その第一巻の冒頭を飾るのが「やまうちうどん」である。
そのコピーは、「人の接近を拒むかのごとく」。(笑)
その通り、ここへ「うどんを食べに行く」という明確な目的がない限り、
決して偶然には辿り着けないところにあります。
田舎の山間の、線路と平行に走る道に、突然「うどん」の看板!
これを見逃すと、たどり着けません。(笑)
そこから、山側へ線路を渡って、またも出てくる看板の先を
不安になりながら道を登ると、そこに現れます。
大量の薪が積まれ、そして「うどん」の看板が。
この看板、白地に「うどん」と書かれているのですが、
うっすらと下地に模様が。
これ、「コカ・コーラ」だと思ってましたが、「ガーナ・チョコレート」でした。(笑)
「宮武系」のねじれて、強いコシのあるうどんは、うまい!
そして、ぼってとした分厚いころもの「藤原」のてんぷら。
ぼくは、ゲソ!
これを、うどんを食べた後、しょうゆをつけて、
さらにダシにつけて食べるのが好きです!
しかも、根元の方から食べるのですが、途中で身ところもが
分離しそうになるのを堪えながら食べます。
高松の「あたりや」の大将が修行したのがここ。
「あたりや」がオープンした時には、そのうどんのあまりの凄さに騒然となり、
「神様のうどん」と称するうどん通もいました。
その「あたりや」の大将をもってして、薪でつくるうどんは格別であると。
薪のお風呂は、からだの芯までしっかりあったかくなります。
朴訥として素朴な、強いコシのある、洗練とはほど遠いうどんは、
薪でつくるせいか、からだの芯まであったかくしてくれます!
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