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2011.06.22

「もしドラ」

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」
のことです。

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出版当初から話題になっていたのは知っていたけれど、
何となく読みそびれていたのですが、中学に入学した娘が、
朝の読書の時間用にと買ってきたので、娘が読み終わった後、読みました。

映画も娘と一緒に観てきました。

P.F.ドラッガーの『マネジメント』については、安藤芳樹さんが、
ここ数年、各章ごとにチャート形式でまとめたものを送ってくれていたので、
自然と頭に入っています。

Manegement
Yoshikiando


ちなみに、安藤さんは、さぬきうどんのバイブル「恐るべきさぬきうどん」の
麺通団の「知将A藤」その人で、団長の田尾和俊さんに
日常のさぬきうどんの世界を知らしめることになった、
今はなき「中北」に連れて行った張本人です。
それ以降、田尾さんがタウン誌「TJかがわ」で「さぬきうどん」を取り上げ、
そのストーリーをベースにつくられた、本広克行監督の映画「UDON」で、
トータス松本演じる役所は、安藤さんがモデル。
映画にもチラッと無邪気に出てます。


まず、原作の方。

物語そのものは、面白いと思います。
物語の構成は「なるほど、こうなればそりゃ面白い!」というものですが、
この本は「文学」ではなく、「ビジネス書」であるという、「マーケティング」は、
的確に捉えていますが、「文学」とまで言わずとも「読み物」としたときに、
「表現力」や細かな機微や抑揚を描き出す「描写力」に乏しく、
結果、娘にすれば「ワクワクしない」ので「つまらない」となります。


Moshidora

映画の方は、「ワクワク」させないとお話になりませんから、それなりでした。
ですが、やはり、「感動」や「興奮」、もしくは「知的刺激」のような、
「表現」としての魅力はありませんでした。
話題のAKB48の前田敦子が主役でしたが、演技はそつない感じでしたが、
旬の人間が持っている「オーラ」のようなものがまったく感じられませんでした。
その友人役を演じた川口春菜の方に役者としての魅力を感じました。
調べてみると、彼女はまだ16歳で、「ポカリスエット」や「三井のリハウス」の
CMに起用されるも、映画初出演とのことで、ブレーク間違いありませんね。


双方に感じるのは、つくり手が「安易」にことを進めていることです。

ですから、読む者、観る者に「訴えかける何か」がありません。

本も映画も、「商業的に成功する」ことがひとつの「目標」であることには
異論はありませんが、長い時間の経過の中で古びない「持続可能な価値」を
生むことも、もうひとつの「目標」であり、後者の場合には
それを達成するために葛藤する「熱量」が必要です。

その「熱量」こそが、読む者、観る者に「訴え」かけ、
「熱量」は、それをつくるものの「真摯さ」によって生まれると思います。

つまり、双方には、ものをつくる人間としての「真摯さ」が欠如しているのです。

その「真摯さ」つまり「ひたむきな姿勢」こそが、
経営、それに取り組む人間に「必要不可欠な資質である」と
P.F.ドラッガーが説いているのに、です。

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2011.06.15

「佐藤 黒」

先日、芋焼酎が好きだと書きました。

そして、その中でも、日常的な価格のものを好むと。
すみません。高価なものですが、どうしても好きなお酒があります。

それが、「佐藤」の「黒」です。

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定価では3000円を少し超える金額ですが、
プレミアムの商品で、2倍から3倍の値で取引されている上に、
なかなか手に入らないようです。

先日、行きつけの店に、「佐藤の黒」があったことを思い出して、
じっくり味わって飲むと、やはり格別なうまさです。

透明なまでにスッキリしているのに、そのコクはどこまでも深い。

もう、かなり入手が難しいとのことで、残りわずか数センチを、
味わっていただきました!

ラベルも堂々たる風格で、黒のラベルから覗く琥珀色の液体が
悠然と漂う様といったいとなって、とても秀逸です!

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2011.06.14

早朝野球1部初戦突破!

昨季2部のブロックで優勝し、今季から1部昇格し、その初戦でした。

1部は、文句なしに高松の軟式野球のトップレベル!

その1部だし、若手主体で行くだろうと、応援のつもりで行きました。

相手打線は朝早いのに、ビュンビュン振って来て、しかも芯で捕らえられ、
失策も絡み、初回に2点、2回に1点を奪われる苦しい展開。

相手左腕もストレート、スライダーともに制球がよく、なかなか点を奪えません。

何とかしたい4回の攻撃、初安打、相手のミスで1死満塁。

ここでぼくが代打に。

試合の流れを決める大事な場面。

詰まってOKと意識は右方向。
最悪1点が欲しい場面。

初球、スライダー、ボール。

2球目のアウトローのストレートをファウル。

結局粘って押出しのフォアボール!

ここからつないで、一挙5点と逆転!

その後、セカンドに。

最終回、1点差に攻め寄られ、なおも2死満塁の場面も、
最後の打者をサードゴロに打ち取り、接戦を制し、初戦を突破しました!

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2011.06.10

LOVE BEER?

お酒を飲み始めた学生の頃、ビールが苦手でした。

仕方なく飲む、といった感じでしたが、今では必需品です。(笑)

ビールをおいしいと思って飲み始めたのがバブル期に販売されていた
「キリンドラフト」でした。

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その頃は、多種多様な奇をてらったビールが販売されていましたが、
本格的で正統的な味を目指しているのが伝わり、こればかり飲んでいました。
それからは、キリン派でしたが、父は、キリンラガー派で、
家ではこれのビンビールしか飲みませんでした。

この10年ほど、家で飲むのは「サッポロ 黒ラベル」です。
スッキリとした中に麦の風味とコクを感じられるのが好きです。

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でも、一番すきなのは「オリオンビール」です!
このビールを知ったのは「りんけんバンド」の「ありがとう」が、
「オリオンビール」のCM曲だということで、ご存知、沖縄のビール。
沖縄で飲む、オリオンの生ビールは最高です!
高松でも飲めるといいんだけど、輸送費がシャレにならないようです。(笑)
それだけに、特別です!

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「ハートランド」もおいしいですね!
アロマホップ100%!ボトルのデザインもよいです!

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学生時代、ヨーロッパや中東へ旅行した際に感じたのは、
地元で親しまれているお酒は、気候風土や土地の料理との愛称などと
深く関係していて、日本で飲むのとは違う意味があるということ。

トルコで飲んでうまかったのは「ツボルグ」。
ヨーロッパとアジアの交差点で、その境界となるボスポラス海峡を望みながら、
礼拝の時間を伝える「アザーン」が響き、乾燥した空気の中で飲んだ味が、
カルチャーショックの洗礼と不可分な思い出としてあります。

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ビールの発祥の地はエジプト。
そうとは知らず、エジプトで飲んだのが「ステラビール」。
カイロからローマへの飛行機が遅れ、予定より長くいたので、
物価も安いし、よく飲みました。
通常のものは当時日本円で10円くらい。ちょっと気が抜けた感じ。
しばらくすると「エクスポート」(輸出用)とある、40円のものがあり、
こちらは、エジプトの空と空気と、すごくおいしいエジプトの料理を

堪能するためにあるようなうまさ!(笑)

おそらく、通常バージョンは「5番搾り」くらいの出がらしじゃないかと。(笑)

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ぼくの中でアメリカのビールは「ミラービール」!
「マルコムX」の黒人映画監督スパイク・リーの「DO THE RIGHT THING」に
「黒人はミラーさ!」というセリフがあったからか、
日比谷野外音楽堂で行われている「ジャパン・ブルース・カーニバル」の
主催がミラービールだったからか、ニュー・ヨークではこればかり。(笑)
まず、バドワイザーなどに比べて価格が安い上に、
でも、アメリカ人の好むスッキリでありながら、しっかりコクがあり、美味しい。

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イタリアでは、おいしいビールにありつけず、だからこそ、
生活とワインが本当の意味で不可分なことを、身をもって知りました。

バーに行くと、「バス」や「ギネス」を飲みますが、これはもうビールというより、
そういう種類のお酒、というくらいに別物ですね。

池袋の絶品ベトナム料理の「サイゴン」で、弟と親友池口さんと、
「郷に入っては郷に従えじゃ!」と、店にあるすべてのベトナムのビールを
飲み干しましたが、暑い地域なので、軽い飲み心地でした。

最も味わって飲んだのは、調査旅行で行った、シリアでした。
紀元前3千年前から都市であるダマスクスは、イスラーム教の都市。
もちろん、キリスト教のシリア正教徒も多くいますが、
文化的にはイスラームが色濃く、戒律で禁止されているお酒がありません。
ものすごく乾燥してる場所なのに、ビールを売っていないのです!
毎日、調査を終えると、報告と翌日の戦略を練るミーティングを
陣内秀信先生夫妻が宿泊する、唯一の外資系ホテルのロビーで行いましたが、
その時に、一杯800円位するビールを流し入れることなく、
染み入るのを感じながら、飲んだことは生涯忘れません。
銘柄すら、覚えていないほどです!(笑)

イタリアの「バール」には、まずい缶ビールがあるかどうかでしたが、
スペインの「バル」にはおいしい生ビールと魚介類のおいしい料理があり、
とにかく、地中海や瀬戸内海は、豊かな文化を生み出す場でありながら、
空気が乾燥しているので、ビールがうまい!ということです。(笑)

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2011.06.09

「蔵の師魂」

ぼくは、お酒が好きです。

自分の好みのお酒を探すのが好きで、特に自宅で飲むときなどは、
心底「うまいな~!」と飲むのが好きです。

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自宅では、ビールの後に、芋焼酎を飲みますが、
量をあまり飲まないので、しっかり味わいながら飲みます。

至福の時です。

芋焼酎の中でも、好みがはっきりしています。

あっさりした白麹より、コクのある黒麹が好きです。

でも、芋特有の臭味がなく、スッキリとした飲み心地のものが好きです。

そして、出来れば、地元の人が日常的に飲んでいるものがよいです。
香川の人は、どんなにおいしくても1000円のうどんを、
日常的には食べませんし、それは、鹿児島でも同じことだと思うからです。

ですから、プレミアム価格のものなど論外ですし、
できれば千円台、二千円オーバーまで。

今、もっとも凄いと思うのは「蔵の師魂」です。

どこまでも透明な飲み心地で、しかし、深みがある味わい。

その個性をあまりに主張しないので、芋焼酎を飲み始めたころ、
薦められて飲みましたが、物足りなく感じ、その後しばらく口にしませんでした。

つまり、他のものとの「差異」がわからなかったのです。

強く主張せずとも、深く心に染み入ってくる音楽や芸術が好きですが
「蔵の師魂」はそんなお酒です。

自分の建築もそうありたいと思っています。

つくり手の真摯な仕事が、酒づくりへの深い哲学が伝わる、
そんな芋焼酎です。

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2011.06.03

服田洋一郎LIVE!

先日、久しぶりに「はっちゃん」こと服田洋一郎のライブを観に行きました。

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はっちゃんとの出会いなどについては、以前に書いていますので、
そちらをご覧ください。

「服田洋一郎というブルース」
http://yharch.cocolog-pikara.com/blog/2006/11/post_52ba.html

最初に観た、99年以来、年に2度ほど高松に来るようになり、
以前からはっちゃんと交流があり、いつもバックを務める
凄腕ブルース・ギタリストで、ぼくのブルース仲間、
黒川桂吾くんがはっちゃんのアテンドをしていることもあり、
ライブ後の打上げに同席させてもらったり、
前泊の際にご一緒させてもらったり。

ある時の打上げで、飲みながらバックを務めたブルース・バンド「黒神」の
バンマスで、
鳴門の金刀比羅神社宮司さんでもある神東正典さんの
「高校時代に戻りたい!」という発言で盛り上がり、

ドラムの「まとりん」こと的場宏晃くんが、はっちゃんに、
「いつの時代に戻りたいですか?」と質問しました。

はっちゃんは、こう答えました。

「俺は、今のままでいいよ。」

自分らしさを失わずに生きているという、実感がないと、
なかなか言えない言葉だなと思いました。

はっちゃんが、ブルースという音楽に取憑かれながらも
そのかたちそのものに囚われず、自分を体現できる音楽を目指した
その姿勢に通じる彼にしかない「確かさ」のようなものを感じました。

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そういえば、最初のライブの後にお話した際、
「なぜ音楽をやっていこうと思ったのか」という話になったとき、
「ビートルズに出会って、音楽に人生を掛けてみようと思った。」と。

ただ「生きる」ことにすら意味を見出しにくくなり、
「いきいきと生きる」ことが、困難な時代にあって、
誰かに「生きていく熱量」を与えられるはっちゃんの音楽に、
またしても魅せられたのでした。

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