カズ! 東北へ届け、魂のゴール!
大震災の直後、3月29日に予定していた
サッカー日本代表の国際試合が中止になり、日本サッカー協会は、
すぐに、Jリーグ選抜とのチャリティーマッチとしました。
Jリーグ選抜には「カズ」こと三浦和良選手が選ばれ、
久々に「代表」として試合に臨みました。
残り15分に出場したカズは、後半36分、
縦のロングボールに飛び出し、闘莉王が競って落としたボールに
そこしかないタイミングで走り込み、ゴール!
そして、カズ・ダンス!
カズは、15歳で単身何のあてもないブラジル・サッカー界に乗り込み、
プロとして活躍するまでに登りつめ、
いわば叩き上げてきたブラジルでの地位を捨て、
1990年、日本代表の試合はいつもガラガラだった当時、
「日本をワールド・カップへ連れて行くために帰ってきた」。
読売サッカークラブに入団。
そして、代表入りすると、ダィナスティー・カップ、アジア大会を
続けざまに優勝へと導き、遠くはるかかなたのW杯出場が
ようやく現実の目標となってきたのです。
そして、1993年Jリーグ開幕。
ようやく日本サッカー界にプロが登場。
プロらしい立ち振る舞いとプレーの象徴がカズ。
プロに必要な高い質のパフォーマンス=ゴールの後の
サポーターとのパフォーマンスが、ブラジル仕込のカズ・ダンスでした!
その年。アメリカW杯予選を順調に勝ち抜き、
目前に見えたW杯出場の切符は、勝利目前のロスタイム、
手のひらからスルリと逃げたのでした。
簡単ではないW杯。
翌1994年。
日本人として始めてイタリア・プロリーグ、セリエAのジェノアに移籍。
翌年には読売ヴェルディに復帰。
そして、念願のW杯フランス大会の出場を決めたにも関わらず、
大会登録メンバーから外され、帰国。
誰よりもW杯出場を強く夢見て、
誰よりもW杯出場を真剣に望み、
誰よりも決定的なゴールを決めた男が、
切符を手にし、後はその宴を楽しむだけだったのに、
追い返されてしまったのでした。
その後は、代表に呼ばれることもないまま、
しかし、44歳になった今まだ夢を見続けているカズ。
サッカーに取り組むその真摯な姿は、
感動と熱量を与えてくれます。
今回のチャリティーマッチにはカズのサッカー人生そのものを掛ける
そういう強い思いが伝わるゴールでした。
「本当にみんなの気持ちが一つになったゴールだったと思います。
これが東北の皆さんに届くことを祈っています。
きっと届いたと思います。
みんながついていると思いますので、
日本全体、世界全員でこの危機を乗り切りましょう!」
みんなに力を与えてくれた素晴らしいゴールをありがとう!
同級生のあなたを誇りに思います!





























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