「からし」
黄色い、練りからしのことです。
これほどまでに、何度食べても、
その味を的確に想像することができないものが
世の中に存在するのだろうか。
基本的に、「からし」と「わさび」の鼻に強くつーんと来るのは苦手。
だけれども、唐辛子の辛さは、かなり大丈夫です。
でも、表現は同じく「辛い」。
なので、前者を「和辛い」、後者を「洋辛い」と勝手に読んでいます。
おでんは嫌いではありません。
香川のうどんやさんの多くには、おでんが置いてあります。
これは、ダシが一緒だからだと思われます。
そして、問題はそれにつける、「からし」、もしくは「からし味噌」。
この「からし」の、鼻につーんと来る度合いは、
もう店によってどんだけ違うんじゃ!
いつも、恐る恐る少しだけつけて、確認してから使います。
そのせいかどうか、「からし」が好きではありません。
からだを動かしているのは、筋肉の伸縮で、
表面の筋肉にとどまらず、内臓もこの伸縮によって動いています。
この運動に要するエネルギーは、からだ全体の40%に及ぶそうです。
その際に必要なのが、マグネシウム。
これが欠乏すると、筋肉が硬化収縮する。
つまり、筋肉がつった状態。
「こむら返り」とも、「こぶら返り」とも言う、あれである。
「こむら」は、ふくらはぎの古名で、「こぶら」は北陸地方の方言である。
だから、正確には、ふくらはぎがつることのみを「こむら返り」と言うが、
大抵つるのは、足の指が多く、ふくらはぎがつると
それはそれは強烈に痛い。
太ももがつると、もう動けないほど痛い。
しかし、これらの対処法は、足のつま先をこちら側に押し近づけるように、
足の裏側の筋と筋肉を伸ばすという動作で治まる。
忘れもしない予備校生時代、友人の肩がつった。
肩を顔に近づけて、電話機を肩と顔で挟む、あの状態である。
この状態の対処方法は知らない。
その場に柔道部の友人がいて、彼の脇に自分の腕を挟み、
それをテコにして、彼の腕を彼のからだに押し付けることで解消した。
とにかく、そのマグネシウムの含有料が著しく多い食品が
「からし」。
皆さん、あまり経験がないでしょうが、
ぼくは太ももをつったこと数回。
「からし」との因果関係は、定かではありませんが。
マスタードはあれだけ味が正確に想像できるのに、
誰か「からし」の基準をつくってくれないもんでしょうか。
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