« December 2009 | Main | February 2010 »

2010.01.19

脳の内

いえ、難しい話ではなく数年前に流行った「脳内メーカー」のことです。

動物占いくらい一般化していると思っていたのですが、
意外と知らない人も多くて。

苗字と名前の間にスペースを入れた場合と入れない場合で結果が変わるし、
お遊びで、信憑性はないとのことですが、ぼくの場合、
かなりあたっていると思います。

Photo

ほとんどが「秘」。そして「友」「休」「忘」「妄」。

最後の文字は「妾(めかけ)」ではなく妄想の「妄」です。
もともと、人に心を開くのが苦手なようで、生まれて初めての集団生活だった幼稚園の年少さんは馴染めなかったようで、中退です。

年を重ねるうちに、少しずつ開き直りも含めてオープンになり、
良い仕事をする上で、社交性も大切なことだと思い、

必要に応じて、徐々に身につけたともいえます。

他の4文字は、それ以外に思いつかないほど的確だなと感心します。

占い事は、正月のおみくじ以外ほとんどやりませんが、
四柱推命並みに的確です。

ちなみに、娘のもやってみました。

Photo_2

生まれたときからとにかく食べることに対して異常なほど貪欲で、
でも、ちょっと抜けてるところがズバリ!
笑えます!

http://maker.usoko.net/nounai/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.01.13

house hs

「聡明」とは、「頭がさえ、理解力があってかしこいこと」と手元の辞書にあります。加えて、「「聡」は耳が、「明」は目がさといこと。」とあります。

House_hs_007

地元タウン誌「TJかがわ」の建築家紹介システム、「建てようネット」を通じて、仕事がスタートしました。

空間構成は明快です。そして、実は複雑です。中庭に面してL字型の構成。1階は玄関とリビング・ダイニング。そして、収納と勝手口。2階は主寝室と子供たちのスペース、洗面・浴室に収納。中2階に、トイレと家族兼用の書斎。

House_hs_011

クライアントからの要望は、いわば箇条書きのようなもので、そこには優先順位はなく、時に矛盾があるものです。それに、優先順位をつけて合理的に整理していくお手伝いをするのがぼくの大きな仕事だと思っています。

ご主人は、ご自分の希望するところと、奥さんの考えを優先させるところ、そして、ぼくに任せる部分を常に自問自答される方でした。

House_hs_018

そして、こちらからの提案をまず咀嚼しようと努め、奥さんに確認する部分、ぼくに確認する部分を見出し、自身の理解を深めていきます。納得するまで考え、その場で答えの出ないことは、考え方の要点だけを確認し持ち帰りました。

House_hs_022 

中庭のスクリーンは、周囲の風景や、天候の様相を抽象化しながら、その変化を刻々と伝えます。それが生み出す中庭は、自然豊かな周辺の環境と、隣接する実家と、生活の空間をやわらかく融和し、静寂を与え、そして、家族のそれぞれの空間をひとつのものとして束ねることとなりました。

House_hs_033_2

クライアントの聡明な思考の積み重ねが、この環境に最適な解を共有し、そして最適な空間を見出せたのではないかと思います。

| | Comments (49) | TrackBack (0)

2010.01.08

house mn

ご主人とは、数年前から青年会議所の活動を通じて知り合い、
ともに、その野球部で一緒になり、親しくさせていただいています。
そんな中でスタートした計画でした。
 
House_mn_003_2
 
180cmを超え、90kgを超える大きなからだですが、
池田高校時代は名将蔦監督最後の甲子園出場の際のメンバーで、
1番センターという、今では考えられない俊敏な選手だったようで、
浜松商との延長11回2-2の同点で迎えた裏ノーアウト満塁の場面、
センター前に落ちそうな打球をスライディングキャッチで救ったのがこのご主人。
 
House_mn_006
 
住宅を設計する場合、敷地や予算などの様々な、かなえるべき与条件がありますが、想定する家族構成が大きな問題になります。ご夫婦がいて、大抵の場合お子さんが何人であるのか、また、何人くらいまで予定しているのかをある程度想定します。今後もう予定のない方は、その人数を基に考えますし、不確定な場合は、ある程度フレキシブルに使用できるようなプランを考えます。また、ご両親と住むなどのケースもよくあるので、その場合は、家族とのいい距離間を生むことを考えます。

このご家族のお子さんは何と5人!
しかも、6人目がおなかの中にいるという!
 
House_mn_010
 
6人目のお子さんも、その後すぐに生まれましたから、
一番上の11歳の子と生まれたての子が男の子で、あいだ4人は女の子。
ですから、正直、どのような生活をしていくのか想像ができなくて、
色々と質問しながら、お互いに、長いタイム・スパンでの生活を想定しては考え、答えを見つけるという作業を繰り返しました。

また、これまでは、1階と2階がほぼ同じボリュームの箱型のものが多かったのですが、今回の場合、思案した結果、1階のボリュームに対して2階が非常にコンパクトなものとなり、今までに経験のないバランスを生みだすことになりました。

北側道路からのアプローチは、ゆったりとした落ち着いた雰囲気ですが、キッチンからつながる生活導線のための勝手口や、
車庫へ車や自転車を留めた後、雨にぬれずに家族専用のクロークへの
出入り口もこちら側にとっています。

南側は、リビングと子供室からは広々とした南側の庭へと
大きく解放され、キッチンにいると正面には家族共有のデスクがあり、
すべてが見渡せるようになっているだけでなく、
北側には通風のための窓がありますが、そこからは格子越しに、
北側のアプローチに家族が帰ってくる様子が望めます。

House_mn_019

広々とした敷地の中、自然が豊かに残る周辺環境を取り込みながら
静寂とにぎやかさを合わせ持った空間を
生み出せたのではないかと思います。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2010.01.04

謹賀新年 2010

新年明けましておめでとうございます。

年末年始は、流動的な現場とお客様への対応で、
直前にならないと休みの都合がつけられないのですが、
今年は、本当に区切りがよく、6日からの始業としました。

昨年も書きましたが、年々、

一年の始まりをことさらに大切にしたいという
気持ちが大きくなっています。

年始を迎えるにあたって、事務所は完璧に掃除しました。
家も可能な限り片付けましたが、まだまだ手つかず。
大晦日は、嫁の実家で過ごし、
娘は、年始のカウントダウンをし、初めての越年を試みるも、
オイルヒーターをぼくがいじったせいか、突然の停電!
正確にはブレーカーが落ちて真っ暗になり、
すぐに復旧するも、その間に年が変わっていました。

年始は、八つの神社を回る八社参り。
色々な人に「八社参り」の話をしても馴染みがないようですが、
商売をやっていたうちの家と親戚では、毎年恒例のこと。
加えて、毎月一日には「八栗さん」に参拝に行っていました。
ネットで「八社参り」を検索すると少なからずヒットするので、
各地各様の在り方があるようです。

午後からは本家へあいさつに行き、宴会。
二日は、娘が映画が見たいというのですったもんだの末、
「カールじいさんの空飛ぶ家」を観て、
福袋を買い、サーティーワンのアイスを食べてご満悦の娘。

その後、親戚回り。

久しぶりに、お正月らしい時間を過ごしました。

生気を養い、今年も、体調管理に気をつけ、
有意義な時間にしたいと思います。

本年もよろしくお願いします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« December 2009 | Main | February 2010 »