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2009.03.17

WBC 第2ラウンド vsキューバ

第2ラウンド初戦は、第1ラウンドB組1位のキューバ。
負けてもチャンスがあるとはいえ、一戦必勝。
投手陣のローテーションを考えても、是非でも勝ちたい試合。

先発は、アテネ五輪、WBC前回大会決勝でキューバ相手に
計12回1/3を投げ3失点とこれまで好投している松坂大輔。

 

Vs_cuba_01_2

 

キューバの先発は、164kmの剛速球投手チャップマン。
強力キューバ打線、失点はある程度覚悟しておかないといけない相手。
5,6点が勝敗の分かれ目。

日本は、制球のさほどよくないチャップマンの球を見極める作戦。
「日本の野球が世界でもっともすぐれているのは選球眼」とは、野村監督の言。
初回・2回とその作戦は徹底していた。フルカウントも多く、四球もび、
そして、足を絡めるが得点にはつながらず。

3回、城島・岩村が連打で、迎えるはイチロー!

少なくとも走者を送りたい場面で、3塁側に完璧なセーフティーバント!
1塁は絶対に間に合わないと判断し、やけくそに投げた3塁で城島アウト!
リードが小さいし、スタートも悪い上に、足が遅すぎ、城島!
嫌な流れだが、中島に代わって先発の片岡がヒットでつなぐ。
ここで、投手交代。
3球目に暴投で先取点!無得点も十分に考えられるケース、正直ラッキー!
こういうミスが、流れを与えてしまう。
青木がタイムリーで2点目、ここでもう1点欲しい場面で4番村田。
前試合の韓国戦で、走者3塁で犠牲フライを打てず、悔しい思いを
見事リベンジの犠飛で3点目!これは大きい!

 

Vs_cuba_02_2

 

4回、5回と1点ずつを加える。

松坂は、普段球数の多い投手。
100球を目安にするメジャーでは6回くらい。
今大会、この試合では球数制限が85球。5回いけばいい方だが、
抜群の制球と配球で、6回を5安打無失点!無四球!
完璧な投球でゲームをつくった!

岩隈、馬原も危なげなく7回・8回を抑える。

ダメ押しの欲しい最終回、代打の川崎がヒット!
こういう、場面ですっと迷いなく打てるのが彼の強味!
青木がきちんと送り、4番村田がダメ押しのタイムリー!


クローザー藤川は、無失点に抑えるも、

指に掛るいい球もあれば、抜ける球も多く、カーブはまったくダメ。
まだ、仕上がっていないというのが印象で、今後の1点を争う、
競った展開での投球に不安が残る。

6-0。完勝!

無安打をまたしてもどうこう言われるイチローも、つなぎに徹し、
最低限の仕事はきっちりやっているので、まったく心配はいらない。

非常に繊細で緻密な、それぞれが自分の役割を果たしたいいゲームだった!

次の韓国を下し、準決勝進出を一気に決めたい!

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