WBC 東京ラウンド決勝 vs韓国
1-0で惜敗。
「14点の後に0点。これが野球。」原監督の言葉通りである。
先発岩隈は、カーブが抜けていた以外は、ストレートのキレ、
スライダー・フォーク、そして効果抜群のシュートとともに、制球よく、
これ以上ない立ち上がりで、3回をパーフェクト。
こういう流れの時にやってはいけないことが幾つかある。
まずは四球。そして、イージーなミス。
ここで大切なのは、ヒットはOKということ。
4回、先頭の1番打者を歩かせた。
そして、1死1・2塁から4番金泰均。
岩隈の決め球シュートを狙っていた。
初球のシュートをやや開き気味に躊躇なくスイング。
外角低めへ直球、もしくはコントロールに自信のあるフォークという場面で、
城島は同じくインコースへのシュートを要求。
これが、やや甘かった。ここはボールでもよいところ。
もちろん、城島の意図もそうだったはず。
打球は詰まったが、3塁線を抜けた。
解説の古田も指摘したとおり、村田の守備位置を半歩3塁線よりにすれば、
捕れた打球。
しかし、打者は詰まるのを嫌うもの。
まだまだある対戦への伏線と考えればよし。
韓国投手陣の出来は良かったので、打線がつながらなかった。
しかし、日本はまだまだ持ち球をもっている。
足を絡めた攻撃はまだ封印しているし、策はまだしまってある。
守備では、随所にいいプレーが出た。
得点された直後の城島の2塁への送球。
2・3塁でのダブルプレー。
ダルビッシュ他の投手陣も安定していた。
日本らしい野球が、随所で見られた。
試合後のイチローは、日本での最後の試合ということで、
特別な思いがあったようで、険しい目をして「腹立たしい」とコメントしたが、
原監督の言葉にあるように「今日の負けが団結力をさらに強める」
ことを期待したい。
第2ラウンドの初戦は、強敵キューバだろう。
ここで、日本・韓国・キューバのうち、1チームが脱落となる。
1試合は負けられるとはいえ、厳しい試合になるだろうが、
日本の野球が出来れば不可能なことではない。
この負けを糧とし、準決勝目指して勝ち進んでもらいたい。
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Comments
だれやねん!早く最新解説をお願いいたします。
Posted by: 四国中央~ | 2009.03.17 13:20