WBC 第2ラウンド vs韓国
勝てば準決勝進出を決める試合。負ければキューバ戦。
日本・韓国ともに、勝ちに来た試合。
前回の対戦同様、ロースコアの接戦が予想される。
日本はしっかり守って、先制点の欲しいところ。
初回、先頭のイチローの2塁ベースあたりの内野安打かと思われた打球。
2塁手の巧守備でアウト。
続く片岡のライト前に抜ける打球を4番金泰均が好捕!先制ならず!
先発は、ダルビッシュ!
先頭打者のセーフティーバントの構えに動じた2球のボールで
リズムを狂わされた。
安打後、初球から盗塁。これもギャンブルに近いがセーフ。
そして、片岡がショートであることで、見えないミスがピンチを拡げた。
2塁ベース付近の打球、片岡も岩村も捕りに行ける打球、
片岡が譲るにしては追いすぎた。
急造のための細かな以心伝心のコミュニケーション不足が安打にした。
続く無死1.3塁から、2塁手岩村へのゴロ。
積極的にゲッツーを取りに行った岩村の送球がやや低く、走者と重なり、
片岡が捕れない。これも、前のプレーでの不安を払拭できないままおきたプレー。
普段は2塁手の片岡が、体調不良の中島にかわりショートへ。
キューバ戦は何とか守ったが、こうした緊迫した状況では取り繕えなかった。
川崎も好調だが、1番イチロー、3番青木と左打者が続くのを嫌った戦術。
こういう状況だと、スイッチ・ヒッターの西岡が選に漏れたことも悔やまれる。
アンラッキーな打球もあり3点を奪われる。
立ち上がりはどんな投手でも不安があるもの。ただし、ここは結果が全て。
どんな内容でも、得点を与えないのがエース!
変化球の制球が悪く、ボールが多いと守備のリズムをつくるのも難しいもの。
2回以降は本来の投球で落ち着いてみられたが、大事な初回、
どんなことがあっても抑えてほしかったぜ、ダルビッシュ!
前回好投の左腕・奉重根から安打するも続かず、5回に何とか1点を奪った。
こうなると、後続の投手の出来で、流れが決まる。
日本投手陣は、ピリッとしなかった。
ダルビッシュの後は、流れをもってくるために涌井・杉内・田中あたりで行きたかった。
まだまだ2点差と言う8回裏の場面で四球が重なり押出しはあり得ない!
ボールが続くと自信無さそげな表情は、追い込まれた少年野球と変わらない。
本人に審判に対して抗議したつもりがなくても、
城島の退場が結果的に大きかった。
阿部はまだまだ肩に不安があるので、石原が出場。
投手側からの信頼感のなさが結果に出た。
3人しかいない捕手が退場で欠けると、ブルペンでの捕手が一人となり、
準備に障害が出た。
城島は、野球の要と言われる捕手を任されているという責任を
しっかりと受け止めてほしい。
選手交代も、後手にまわった感は否めない。
初回の守備を引きずってか、片岡は精彩を欠いていたのだから、
普段、守備も含めてゲーム入っていく川崎を代打ではなく、
早めにフィールドに入れて欲しかった。
彼はムードメーカーだし、こういう試合の経験は十分にある。
初回の重苦しい雰囲気を、日本チームはずーっと引きずったような試合だった。
重圧があるのは重々承知だが、選手一人ひとりが、
自分が流れを持って来るんだという気迫が欲しい。
小笠原に元気がないのは心配だが、稲葉は復調の兆しあり。
この敗戦を糧に、再度、決勝で韓国を倒す!
そのためにも今日のキューバを何が何でも倒すしかない!
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