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2009.03.25

優勝!WBC 決勝 vs韓国

WBCの決勝にふさわしい、まさに雌雄を決する死闘でした。
それほどに、日本も韓国も心とからだの準備は万全。
そして、今大会、この2チームは、野球というスポーツが
どんなに素晴らしいものか、世界に知らしめたゲームでした。
 

Vs_korea_ichiro_2

 

先発の岩隈の出来は勿論、イチローの働きが大切なゲーム。

韓国の先発は、ここまで抑え込まれている左腕 奉重根。
イチローは、その重圧と責任を感じながらも集中力が研ぎ澄まされているのが伝わる。
そのイチローが初回センター前にヒット!
これまでなら強攻策だが、中島は手堅くバント。
後続はつながらなかったが、期待できる立ち上がり。

3回、中島の内野安打と青木の敵失、城島のバント失敗で、
1死1・3塁の場面で調子の上がってきたガッツこと小笠原。
少なくとも1点という引っ張るバッティングで先制!
内川が続くが、村田に代わって出場の栗原は併殺に終わる。

 

Iwakuma_2

 

岩隈はこれまで同様、落ち着いた立ち上がり。完璧な投球で隙を与えない。
怖いのは四球だけ。
昨年21勝を挙げたことも驚きだが、200回以上の投球で
打たれたホームランはたったの3本!これは驚異的な数字。

5回、先頭の韓国唯一のメジャーリーガー秋信守
低めのスライダーをうまく打たれ同点!
1死後、レフト線への痛烈な打球を内川が難しいバウンドを
スライディングキャッチし、2塁へ好返球!打者走者をアウトに!
これは大きかった!
嫌な流れを断ち切るスーパー・プレー!
入団以来、トレードマークの顎のせいで体調不良が続きながら、
また、チーム事情で内外野のあらゆるポジションを守っていた、
元来、内野手である彼ならではの素晴らしいプレー!

韓国先発の奉重根は、これまでの出来とはほど遠く、走者を出すが、
粘り強く、もう一本を与えず、日本は打ち崩せない。

終盤の7回、先頭の片岡が、スコアラーの指示通り引っ張ってレフト前安打!
続く打者イチローの2球目に盗塁。
そして、イチローは最悪走者を送る3塁線へのセーフティー・バント!
ボールのやや下にバット入れて、打球を殺す技術は、もはや芸術!
無死1・3塁とし、中島が勝越しのタイムリー!

8回、1死後、内川の安打に続き、稲葉が1塁線を破り、2・3塁とする。
犠牲フライでも、内野ゴロでもよい場面。
岩村これまで同様、左方向におっつけてキッチリとレフトフライ!
3-1と突き放す!

その裏、ここまで辛抱強く投げている岩隈が、先頭打者に2塁打。
続くショートゴロで1死3塁。
ここで、韓国は代打の切り札大砲 李大浩。
センターへのあわや抜けそうな強烈な打球で1点差。

9回ダメ押しの欲しいところで、先頭のイチローがライトオーバーの2塁打!
中島がバントを2度失敗し、流れを切ってしまった。
後続も続かず、1点差のまま最終回へ。

そして、ここでダルビッシュ!
先頭打者を三振に取るも、スライダーが指に掛かり過ぎるようで、
制球がままならない。
3番4番を2連続四球。
韓国は、一気に逆転と見て、それぞれに代走を送った。
ここは、何とか持ちこたえて欲しい場面。

しかし、甘く入ったスライダーを打たれ同点!

一進一退の試合は、延長戦に突入。

しかし、チームが団結し、選手の層も厚い日本チームが負ける姿は
想像できない。
どんな展開が待っているのか。
 

Ichiro_2

 

10回、昨期首位打者の先頭の内川がうまく右に打って出塁。
つなぐ4番稲葉が、簡単に送りバントを決めた。
高松一高の大先輩の中西太の愛弟子、「何苦礎魂(なにくそだましい)」岩村が、
レフト前にクリーンヒット!
そして、代打に昨日絶好調の川崎。
期待できる男だが、簡単に打ちあげた。
一番やってはいけない打撃だった。
絶対に得点の欲しい場面。抑えられると流れは相手に行く。
その場面で迎えるは、イチロー。
弟分の川崎の凡打を見て、そしてこの状況で、もはや打つしかない!
岩村が盗塁し、歩かされるかと思ったが、ヤクルトの守護神林昌勇は、
勝負を選択。
さすがに簡単に打たせてはくれない。
コーナーに力のこもった球を投げ込む。
イチローも、究極の集中力で粘る。
そして、やや甘く入ったシンカーをセンター前ヒットで2点突き放した!
ここは、役者が違った!
さらに、四死球で満塁とするが、今日4番の城島は不発。

10回裏、この回を抑えれば日本の優勝が決まる場面で、ダルビッシュ続投!
絶対にしてはならないのが、先頭打者への四球。
フルカウントから粘られ、四球!絶体絶命のピンチ!
韓国も簡単には引き下がらない!
ここで、開き直ったのか、曲がり過ぎてボールになっていた
スライダーを修正してきた。
韓国は、野手全員を使い食い下がったが、
最後は曲がり過ぎるスライダーで三振!

 

Vs_korea_dar

 

なかなか簡単には勝たせてくれなかったが、負ける気がしないほど、
日本チームは素晴らしいチームだった。

韓国選手の能力の高さも、十分に思い知らされた。

では、何が勝敗を決したのか。
勝利にたいする情熱は、同じ
決定的に違っていたのは選手層の厚さ。
そして、基本的な技術の習熟度は、今大会ダントツだった。
 

Japan_2

 

本来の役割を果たせなかった藤川が私情を越えて、
ダルビッシュにアドバイスを送り、また、そのことに感謝するダルビッシュ。
そうした、メンバー間の信頼関係も素晴らしかった。
こういう大舞台で野球ができるという、家族やこれまで支えてくれた人たちに対する感謝の念。

そして、何万人といる真剣に野球をやってきた人たちの代表であるという誇り。
そして、野球を愛している人たちへの思い。

計り知れない重圧の中で、自分の力を発揮できるだけの心とからだの技術。

彼らの野球に掛ける熱量を、たくさん与えてもらったことに感謝します。

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2009.03.24

WBC 準決勝 vsU.S.A.

毎日野球のことばかり考えていた少年時代、
大好きなジャイアンツの日本シリーズを見ているようなドキドキ感。

米国監督は、長嶋茂雄が引退し、監督に就任する際、ジャイアンツ初の
外国人選手として2年間プレーした背番号5デーブ・ジョンソン。
打撃コーチは米国を代表するホームラン打者でありながら
ジャイアンツでもプレーしたレジー・スミス。
東海大相模時代から見てきた原監督、
そして打撃・守備の美しさにあこがれた篠塚がコーチ。
その時代に見ていた選手がWBC準決勝の場で、
それぞれのベンチで対戦するのは、日米の野球の時代の流れを感じる。

しかし、そんなノスタルジーを一瞬で吹き飛ばす
日本選手たちの気迫に満ちた顔。
 

Vs_usa_ichiro_2

 
出来れば、米国と当りたくなかった。
ベストチョイスといかなくても、やはりスーパースター集団。
前回大会では、イチローがピービから先頭打者弾を放ち、
アイドルを見るような眼差しの日本選手を戦闘モードにし、
善戦したがサヨナラ負けを喫した。
しかし、選手たちにそうした憧憬のようなものはなく、
目の前の対戦相手として捉えていたようだ。

先発の松坂は、これまで完璧な投球だが、本来は制球にばらつきがあり、
適当に荒れながら何とかゲームをつくるという投手。

初回、先頭のロバーツに甘いストレート、いきなりホームランを浴びるが
本来の立ち上がり!

2回、稲葉が四球で出て、1-3からヒットエンドラン。小笠原の打球は左中間に落ち、1・3塁へ。
たとえゴロでも進塁打という、こういう野球が大事。
福留の犠飛を狙ったレフトへのあたりは強風で浅いフライに。
城島は逆に、ライトにフライを打ち同点!

3回、2死からヒット、そして4番のライトに外角へのスライダーをうまく打たれ失点。
風の向きが勝敗に大きく関係しそうだ。
 
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4回、稲葉・小笠原が連続安打、続く福留の1・2塁間の強い打球を2塁手がはじき、同点。
城島が、またしてもライトへの犠飛で逆転!
ここは続きたい場面。岩村が右翼線へタイムリー3塁打!
これまでベンチでしっかりとゲームに加わっていたムードメーカー、初先発の川崎がこれまでのうっぷんを晴らすがの如くライト前へタイムリー!
イチローがさらに点を取りに行くため、ゴロで進塁打。
中島がうまく右中間へ運び、この回5点目とし6-2!

5回2死まで2失点で何とか試合をつくった松坂に代わり杉内。
いきなり三振を奪い、6回も落ち着いた投球で無失点。

7回田中マー君が無失点に抑えるも、米国投手陣から得点が奪えず。

8回、勝利の方程式、セットアッパーに馬原。
素晴らしいためを投げ込むも、抜けたフォークをうまく打たれ、そして四球も絡み2失点。

2点差とされたその裏、何とか点差を拡げたい日本の気迫の攻撃。
四球の福留を城島が手堅くバントで送る。
岩村はセカンドへのゴロで進塁打。ここは徹底している。
しかし、2死。得点が入らないこともよくある場面で川崎。
三遊間へのショートゴロ。名手デレク・ジーターは、川崎の足を警戒し、
ノーステップでスローイング。
これがやや高くそれた!セーフ!川崎の執念で1点をもぎ取った。

ここで、今試合ここまでノーヒットのイチロー!
イチローを師と仰ぐ川崎が2球目に盗塁!
そして、ベース上でワンバウンドするようなカーブをうまくすくい打ってライト前へ
川崎が生還!
さらに続く中島が右中間へ!ライトの緩慢な守備もあり、
イチローが一挙にホームイン!
9-4!
 

Vs_usa_darvish_2

 
最終回は、ダルビッシュ!
前回の韓国戦も体調は悪くなさそうだが3失点。
今日も細かな制球は微妙にズレる。
先頭打者は抑えたものの、絶好調3番ロリンズにヒット。
しかし、ここで気持ちを切り替えた。
あまり制球に神経質にならず、多少甘くなっても、
自分の球を投げ込むことを優先した。
吹っ切れた。
4番ライトを三振。

最後は、5番ダンを渾身の自己最速160kmのストレートで見逃しの三振!
素晴らしい投球で締めくくった!

初めてのクローザー。
今ひとつ調子の上がらない藤川に代わってのことだが、
藤川は複雑な思いがあるだろうに、調整方法をアドバイス。

それぞれの選手が、ゲームに勝つためにその場面で自分が何をすべきか
その意識が徹底している。
「ここまで意識の高い選手がそろっているわけだから、驚くことではない」
とは、イチローの言。

 

Vs_usa_2

 

初先発の川崎だが、「ベンチですべての試合に出てました」。
そりゃ試合に出たいのが本心。でもこういう選手がいると団結力は強くなる。
第一打席のセーフティー・バントは三塁手ライトの
ファインプレーでアウトになったが、文句なしの活躍!
これまでチームを引っ張ってきた青木に元気がなかったが、
今日は気持ちを切り替えてこれまでの自分らしいプレーをして欲しい。


岩隈の表情に気負いはない。
190cmの長身ながら、これまで大舞台では気弱なところを見せてきたが、
昨年の21勝、そして今大会の経験が、自信になっているようだ。
期待したい。

「戦う」そして「勝つ」という気持ちと、それぞれの責任と役割を果たせば、
優勝が待っている。

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2009.03.19

WBC 第2ラウンド vsキューバ

霧の立ちこめる何とも異様な光景のグランド。
まさに五里霧中。

負ければ後がない、絶体絶命の試合。

前回、松坂の完璧な投球で抑えたとはいえ、強力打線。
投手陣の踏ん張りがカギを握っている。

先発は、東京ラウンドの決勝で韓国相手に好投したが、
勝敗を分けた1点を取られた岩隈。
 
Ichiro_vs_cuba
 
両者、走者を出すも得点がなく、膠着した滑り出し。

4回、1死から青木が2本目となるヒットで出塁。
前試合で本来のキレが戻る予兆を見せ、4番に復帰した稲葉が
ライト線に2塁打で、2・3・塁とし、5番村田を迎える。
犠牲フライでも、内野ゴロでも得点の場面。
初球、犠飛狙いの村田に高めの直球と見せてシュート。
打ちに行くが詰まり、浅い外野フライで走者動けず。
昨日は調子がもうひとつだった小笠原には、この打席、
これまでにない気迫を感じた。
このチャンスをこのまま終わらせない、そして、ここで終ると、
村田が必要以上に考え込むことは容易に想像できる。
「ガッツ」と呼ばれる男の気迫の一打が左中間の深くに飛ぶ。
センターが追いつくも霧のせいもあるのだろう、落球で2点先取!

Aoki_vs_cuba
 
その裏、2死から四球と安打で1・3塁のピンチを招く。
岩隈にとってはベストピッチの投球も、食らいつく打者。
点を取られたすぐ後のここの重要性はお互いにわかっている。
粘る打者に対し、岩隈も粘りの投球で三振に仕留める!

5回、先頭の岩村が四球。
追加点の欲しい場面、イチローはセーフティーバントを試みるも、
三塁手の好捕で、走者を進められず。
しかし、このイチローの気持ちを無駄にしてはいけない。
つづく中島もよく見極め四球。
そして、この試合単打に徹している青木がセンター前にはじき返し、
岩村の好走塁で追加点を奪う。

7回も先頭の岩村の四球の後、イチローが進塁打を狙う打撃で久々の安打。
そして、復帰した中島がきっちりと犠牲フライで加点。

最終回、イチローの目の覚めるようなセンターオーバーの3塁打、
中島の死球に続き、青木のこの試合4本目となる安打でダメ押し。
 
Iwakuma_vs_cuba
 
先発岩隈は、ストレート・スライダー・シュート・フォークの制球が良く、
キューバ打線相手に、完璧な投球を見せてくれた。
積極的に振ってくる強力キューバ打線を打たせて取るピッチング。
時折安打も許すが、落ち着いて、そして、時には気迫の投球で、

負けられない重圧の中、6回を無失点に抑えた完璧な投球。

続く杉内も気力十分のピッチングで3回をパーフェクトに抑えた。

5-0の完勝で、準決勝進出を決めた!

中島が戻り、打線がいきいきとし始めた。
青木は絶好調!ほんとに頼りになる!
イチローに当たりが戻り、稲葉も小笠原もいい。
岩村もつなぐ役割に徹している。
福留のやっと持ち前の積極さが戻りつつあるので期待したい。

しかし、実質的な4番、村田には、状況を考えたバッティングを望みたい。
状況判断の甘さが命取りになる今後、もっと責任と役割を感じて、
野球をやってもらいたい。
 
Vs_cuba
 

明日もまた韓国戦。

負けるのは悔しいが、はっきり言って、どちらでもよい試合。
何なら控えの選手の調整でもよい。

決勝で勝てばいい。

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WBC 第2ラウンド vs韓国

勝てば準決勝進出を決める試合。負ければキューバ戦。
日本・韓国ともに、勝ちに来た試合。

前回の対戦同様、ロースコアの接戦が予想される。
日本はしっかり守って、先制点の欲しいところ。

初回、先頭のイチローの2塁ベースあたりの内野安打かと思われた打球。
2塁手の巧守備でアウト。
続く片岡のライト前に抜ける打球を4番
金泰均が好捕!先制ならず!

 

Darvish_2

 

先発は、ダルビッシュ!
先頭打者のセーフティーバントの構えに動じた2球のボールで
リズムを狂わされた。
安打後、初球から盗塁。これもギャンブルに近いがセーフ。
そして、片岡がショートであることで、見えないミスがピンチを拡げた。
2塁ベース付近の打球、片岡も岩村も捕りに行ける打球、
片岡が譲るにしては追いすぎた。
急造のための細かな以心伝心のコミュニケーション不足が安打にした。

続く無死1.3塁から、2塁手岩村へのゴロ。
積極的にゲッツーを取りに行った岩村の送球がやや低く、走者と重なり、
片岡が捕れない。これも、前のプレーでの不安を払拭できないままおきたプレー。

普段は2塁手の片岡が、体調不良の中島にかわりショートへ。
キューバ戦は何とか守ったが、こうした緊迫した状況では取り繕えなかった。
川崎も好調だが、1番イチロー、3番青木と左打者が続くのを嫌った戦術。

こういう状況だと、スイッチ・ヒッターの西岡が選に漏れたことも悔やまれる。


アンラッキーな打球もあり3点を奪われる。

立ち上がりはどんな投手でも不安があるもの。ただし、ここは結果が全て。
どんな内容でも、得点を与えないのがエース!
変化球の制球が悪く、ボールが多いと守備のリズムをつくるのも難しいもの。

2回以降は本来の投球で落ち着いてみられたが、大事な初回、
どんなことがあっても抑えてほしかったぜ、ダルビッシュ!

前回好投の
左腕・奉重根から安打するも続かず、5回に何とか1点を奪った。

こうなると、後続の投手の出来で、流れが決まる。
日本投手陣は、ピリッとしなかった。
ダルビッシュの後は、流れをもってくるために涌井・杉内・田中あたりで行きたかった。

まだまだ2点差と言う8回裏の場面で四球が重なり押出しはあり得ない!
ボールが続くと自信無さそげな表情は、追い込まれた少年野球と変わらない。


本人に審判に対して抗議したつもりがなくても、
城島の退場が結果的に大きかった。
阿部はまだまだ肩に不安があるので、石原が出場。
投手側からの信頼感のなさが結果に出た。
3人しかいない捕手が退場で欠けると、ブルペンでの捕手が一人となり、
準備に障害が出た。
城島は、野球の要と言われる捕手を任されているという責任を
しっかりと受け止めてほしい。

選手交代も、後手にまわった感は否めない。
初回の守備を引きずってか、片岡は精彩を欠いていたのだから、
普段、守備も含めてゲーム入っていく川崎を代打ではなく、
早めにフィールドに入れて欲しかった。
彼はムードメーカーだし、こういう試合の経験は十分にある。

初回
の重苦しい雰囲気を、日本チームはずーっと引きずったような試合だった。
重圧があるのは重々承知だが、選手
一人ひとりが、
自分が流れを持って来るんだという気迫が欲しい。

小笠原に元気がないのは心配だが、稲葉は復調の兆しあり。


この敗戦を糧に、再度、決勝で韓国を倒す!

そのためにも今日のキューバを何が何でも倒すしかない!

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2009.03.17

WBC 第2ラウンド vsキューバ

第2ラウンド初戦は、第1ラウンドB組1位のキューバ。
負けてもチャンスがあるとはいえ、一戦必勝。
投手陣のローテーションを考えても、是非でも勝ちたい試合。

先発は、アテネ五輪、WBC前回大会決勝でキューバ相手に
計12回1/3を投げ3失点とこれまで好投している松坂大輔。

 

Vs_cuba_01_2

 

キューバの先発は、164kmの剛速球投手チャップマン。
強力キューバ打線、失点はある程度覚悟しておかないといけない相手。
5,6点が勝敗の分かれ目。

日本は、制球のさほどよくないチャップマンの球を見極める作戦。
「日本の野球が世界でもっともすぐれているのは選球眼」とは、野村監督の言。
初回・2回とその作戦は徹底していた。フルカウントも多く、四球もび、
そして、足を絡めるが得点にはつながらず。

3回、城島・岩村が連打で、迎えるはイチロー!

少なくとも走者を送りたい場面で、3塁側に完璧なセーフティーバント!
1塁は絶対に間に合わないと判断し、やけくそに投げた3塁で城島アウト!
リードが小さいし、スタートも悪い上に、足が遅すぎ、城島!
嫌な流れだが、中島に代わって先発の片岡がヒットでつなぐ。
ここで、投手交代。
3球目に暴投で先取点!無得点も十分に考えられるケース、正直ラッキー!
こういうミスが、流れを与えてしまう。
青木がタイムリーで2点目、ここでもう1点欲しい場面で4番村田。
前試合の韓国戦で、走者3塁で犠牲フライを打てず、悔しい思いを
見事リベンジの犠飛で3点目!これは大きい!

 

Vs_cuba_02_2

 

4回、5回と1点ずつを加える。

松坂は、普段球数の多い投手。
100球を目安にするメジャーでは6回くらい。
今大会、この試合では球数制限が85球。5回いけばいい方だが、
抜群の制球と配球で、6回を5安打無失点!無四球!
完璧な投球でゲームをつくった!

岩隈、馬原も危なげなく7回・8回を抑える。

ダメ押しの欲しい最終回、代打の川崎がヒット!
こういう、場面ですっと迷いなく打てるのが彼の強味!
青木がきちんと送り、4番村田がダメ押しのタイムリー!


クローザー藤川は、無失点に抑えるも、

指に掛るいい球もあれば、抜ける球も多く、カーブはまったくダメ。
まだ、仕上がっていないというのが印象で、今後の1点を争う、
競った展開での投球に不安が残る。

6-0。完勝!

無安打をまたしてもどうこう言われるイチローも、つなぎに徹し、
最低限の仕事はきっちりやっているので、まったく心配はいらない。

非常に繊細で緻密な、それぞれが自分の役割を果たしたいいゲームだった!

次の韓国を下し、準決勝進出を一気に決めたい!

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2009.03.10

WBC 東京ラウンド決勝 vs韓国

1-0で惜敗。
「14点の後に0点。これが野球。」原監督の言葉通りである。

先発岩隈は、カーブが抜けていた以外は、ストレートのキレ、
スライダー・フォーク、そして効果抜群のシュートとともに、制球よく、
これ以上ない立ち上がりで、3回をパーフェクト。
こういう流れの時にやってはいけないことが幾つかある。
まずは四球。そして、イージーなミス。
ここで大切なのは、ヒットはOKということ。

Vs_korea_2   

 

4回、先頭の1番打者を歩かせた。
そして、1死1・2塁から4番金泰均。
岩隈の決め球シュートを狙っていた。
初球のシュートをやや開き気味に躊躇なくスイング。
外角低めへ直球、もしくはコントロールに自信のあるフォークという場面で、
城島は同じくインコースへのシュートを要求。
これが、やや甘かった。ここはボールでもよいところ。
もちろん、城島の意図もそうだったはず。
打球は詰まったが、3塁線を抜けた。

解説の古田も指摘したとおり、村田の守備位置を半歩3塁線よりにすれば、
捕れた打球。
しかし、打者は詰まるのを嫌うもの。
まだまだある対戦への伏線と考えればよし。

韓国投手陣の出来は良かったので、打線がつながらなかった。
しかし、日本はまだまだ持ち球をもっている。
足を絡めた攻撃はまだ封印しているし、策はまだしまってある。

守備では、随所にいいプレーが出た。
得点された直後の城島の2塁への送球。
2・3塁でのダブルプレー。
ダルビッシュ他の投手陣も安定していた。

日本らしい野球が、随所で見られた。

試合後のイチローは、日本での最後の試合ということで、
特別な思いがあったようで、険しい目をして「腹立たしい」とコメントしたが、
原監督の言葉にあるように「今日の負けが団結力をさらに強める」
ことを期待したい。

第2ラウンドの初戦は、強敵キューバだろう。
ここで、日本・韓国・キューバのうち、1チームが脱落となる。
1試合は負けられるとはいえ、厳しい試合になるだろうが、
日本の野球が出来れば不可能なことではない。

この負けを糧とし、準決勝目指して勝ち進んでもらいたい。

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2009.03.09

WBC 東京ラウンド vs韓国

14-2のコールドゲーム。
快勝。

しかし、内容のある勝利でした。

韓国の先発は北京五輪で13回1/3で3得点と
いいようにやられた、天敵の左腕金廣鉱。

 

Ichiro_korea

   

150kmの速球とキレのいいスライダーが持ち味。
その決め球のスライダー、低くボールになる投手としては完璧な球を、
先頭打者イチローがライト前にヒット。
次打者中島も同じ球をセンター前に続く。
そして、青木。真ん中に入ったスライダーをセンター前に放ち得点。
イチローはもちろん、中島・青木と本当にいい仕事をしている。
決め球スライダーがボールになる球を捨てさせながら、
ストライクゾーンの球を積極的に打ちに行かせるベンチの対策を
実践してしまうことが凄い。
この1・2・3番は本当にいやらしい。
中島は考えて野球するタイプではないと思っていたが、
初戦のディレードスチールを始め、イチローと青木をつなぐ2番として
試合のカギを握っているが、文句なしの活躍をしている。

そして2死から、昨年右打者における過去最高打率.378でブレークした、
今大会初打席の内川。内角に切れ込むスライダーを三塁線へ二塁打!

2回無死1・2塁でイチローが最悪でも2・3塁へ進塁させる
完璧なセーフティー・バント。

2点を奪い、1死1・3塁から左腕金廣鉱対策で4番に入った村田。
代表合宿召集時に、頭の両サイドにラインを入れており
原監督から「お前はプロレスラーか!」と叱られた、2年連続本塁打王。
ファウルで粘った10球目を2試合連続の本塁打。
体重712gの未熟児で生まれた長男がキャンプ中に3歳の誕生日を迎え、
「世界一になって喜ばしてあげたい。野球を始めるきっかけになれば。」
という息子への思いが、天敵を玉砕した。

 

Murata

 

先発の松阪は、いつものように序盤は微調整。2点を失ったが、
3・4回は完璧な投球。

 

Matsuzaka

 

序盤の大量得点で安心し、後を抑えられると、次につながるのも野球。
そこは本当の意味でのプロの集団。得点を重ねた。

今日を含め、最大4度対戦する相手。
勝ちすぎかなとも思うが、内容がしっかり詰まった勝利だった。

ここは、まだまだ序盤。

一喜一憂しながらも、勝敗よりも先につながる内容を期待したい。

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2009.03.06

WBC 東京ラウンド vs中国

いよいよWBCが始まりました。

ドキドキ、緊張します。
自分が試合に出る時は、心やからだの準備に集中するので、
重圧は感じても、緊張することはありません。
子供たちの野球で、コーチでベンチに入る時も、

子供たちの心とからだの準備に心を配るので、緊張することはありません。

けれど、ただただ祈ることしかできない立場は、緊張しますね!
ぼくが中学の頃、母は正視できないとのことで、
試合を見にきたことがありませんでしたが、
子供たちの試合を見る親御さんの気持ちがわかりました。
 

Photo

 

試合開始に先立っての始球式。
何と前回大会優勝監督王さん!
早稲田実業時代、甲子園優勝投手の投球を、愛弟子川崎が受ける。
感慨深いものがありました。

先発は、注目のダルビッシュ!
これまで緊張や重圧を感じないと発言していたが、
昨年の北京大会での不本意な投球から自戒し、
相当自分に重圧をかけた中での投球。
格下の中国相手とはいえ、本来の投球に近い内容。
変化球のキレなど、万全とはいかないまでも、エースらしい投球!
大切な初戦を獲ることに、十分貢献したと言えるでしょう。
しかし、東京ラウンドで最も大切なのは、韓国戦。
松阪が投げるようだが、ダルビッシュもそういう

チームの最も困難なところで投げる投手になって欲しい。

 

Photo_2

 

そして、定位置、一番で登場したイチロー!
打席に入る一連の所作。バットをピッチャーにかざすように立てると、
ものすごい数のフラッシュが光る。
この動きは、バット・投手・バックスクリーンに目をやり、
自分に向かってくる投球に備える目の準備運動。

ノーヒットをどうこういう論調があるが、
誰よりも自分の置かれる立場の責任と重圧を感じているのは、イチロー本人。
内容は、悪くない。
まあ、期待して次戦を楽しみにしておきましょう!

結果は4-0での勝利。
中島のディレードスチールは高等技術!
あの場面でよく決めた!
青木や小笠原もよさそうだ!

4番稲葉が精彩を欠いていたのが心配だが、
彼もハートの強い男!期待しましょう!

前回のコールドゲームを引き合いにしてどうのこうのと言う手合いもいるが、
相手投手がよければ、そうそう打てないのが野球というもの。

連覇へのスタートと言う人もありますが、まだまだ先はわかりません。
適当に負けられるのも面白い仕組み。

とにかく、一戦一戦、流れを感じながら、応援しましょう!

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2009.03.03

新ユニフォーム

娘の所属する太田ジャガーズで、ユニフォームを新たにつくることとなりました。

ユニフォームは公式戦と練習試合に着用するのだが、
それでも1年の内、何度となく袖を通す。

近年のユニフォームは、夏の暑さ対策のためにメッシュ素材を用いるので、
それゆえに耐久性が悪く、5年を周期につくり変えていた。

決まったデザインを変えないチームもあるのだが、
ジャガーズの場合は、その時々に決められていて、

しかも、人数の関係もあるのだが、ジュニアチームが結成された際は、
お古のユニフォームを着るので、シニアとジュニアのユニフォームが
統一されていないという状況が起こる。

 

Cimg2594

 

それで、今期、人数が多く、3年生以下のチームも出来たこともあり、
統一ユニフォームを新調することとなりました。

帽子だけは変わりなく、ずっとネイビー。

これまでのユニフォームは白ベースで、紺と赤が入ってる、
ごくごくありふれた特徴のないデザイン。

ただし、色々な見解を持つ人たち全員が「悪くない」と思えるものにする

必要があるのだが、これがなかなか難しい。

  

200903011504000

  

シニアは昨秋の新人戦から、3代前のネイビーのユニフォームを着ていたのだが、
これがおおむね好評で、ネイビーの帽子とも合う。

太田小は、転勤族の多い、文教地区ともいえるエリアで、
洗練されたスマートな感じで、かつ、浮ついていないものが
しっくりくるのではないかと。

  

200902281621000

  

練習後、新ユニフォームを手渡され、どうしても着たくなったが、
ズボンが汚れていたので、下ろしたまま着て喜ぶユウキ。

色々な意見がありましたが、最終的に、こんなユニフォームになりました。

新しいユニフォームで、今季は躍進するぞ!

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