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2009.02.12

花ノ宮クリニック

若い頃からの暴飲暴食と不摂生、そして両親ともに糖尿病だった父は、
やはり糖尿病になり、近年は節制をしていたのですが、
母が亡くなってからの偏った食事のせいか、
腎臓を患い、昨年から人工透析を始めました。

 

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担当医の先生から、腎臓病について、
そして、人工透析とはどういうものなのか、
また、人工透析を始めるとどのようにしないといけないのか、
説明を受けました。

一昨年、集合住宅「unite」を施工してもらった穴吹工務店の筒井支店長から、
今回の依頼を受けました。

 

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開業する先生からの依頼で、土地探しをしていたのが穴吹工務店さん。
土地が決まり、設計という段階になって、
先生がぼくの仕事を気に入っていただいたこともあり、
仕事をした関係があるということで、紹介していただきました。

幹線道路沿いの立地とは異なり、閑静な住宅街の一画でありながら、
交通の便に優れた敷地。
それだけで、先生の地域に根ざした病院の在り方が伝わる。

お話を伺うと、内科医院として建てるけれど、
人工透析の施設も設けるとのこと。
更に、父がお世話になった先生の上司とのこと。

 

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週に3回、4時間の人工透析を受けるその環境には大変興味があり、
空間の在り方についての考えを話すと、先生の考え方にも合致しました。

血が入れ換わることで、体温が下がり、また、年配の方が多いこともあり、
空調の風が、直接からだに当たらない方式をとること。
外へのつながりを感じるように自然光を取り入れながらも、
ルーバーで空調への負荷を軽減し、直射日光を調整すること。
そして、ベッドに横たわり上を向く姿勢がほとんどなので、
光源が眩しくないように見えないように、
また、やわらかい雰囲気を演出するために間接照明とすること。

 

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その場での、そんな提案をうなずきながら聞いていた先生は、
スタッフのスペースの重要性について話をされた。
患者さんの環境を良くすることは、
スタッフの病院での快適さを確保することと同義であると。

オープンにあたり、新聞広告を掲載することになりました。
これは、皆さんも新聞でよく目にすることだと思います。
しかし、ここでの先生の提案は、
土地を探し、工事を請け負った穴吹工務店の筒井支店長と、
先生の思いをかたちにした設計者であるぼくとの対談を
掲載してはどうかというものでした。

先生曰く、
「私の考えに、具体的な場所とかたちをあたえたのが、
 穴吹さんと林先生だから」。

さらに、当初の提案では、病院の名前はわずかに出ますが、
地図と営業時間さえ記載しないというものでした。

 

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閑静な住宅街に、建物が建つことによって、
周辺の環境に調和するような、さらに引き立てあうような、
そんな佇まいになっていればいいと思います。

花ノ宮クリニックhttp://www.hananomiya-clinic.jp/

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