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2008.06.26

house mw

この建築には、たくさんの秘密が隠されている。

一見、単純な箱型の建物に見えるかもしれない。

生活するのは、30歳代のご夫婦。

このおふたりが、秘密を持っている。

 

House_mw_001

 

ご主人は、ものすごい数の収集したものを、数種類持っている。

奥さんは、現代バレエの踊り手であり、一方で、子供たちに教えている。

そして、大型の犬が一緒に生活する。

 

House_mw_003

 

だが、それを決して秘密にしているわけではない。

クライアントの生活、犬の生活動線、

スタジオと、現代バレエに付き物である衣装の部屋、

そして、収集物のコレクションルーム。

これらの内部空間と外部空間を、立体迷路のように織り交ぜた、

解き明かすのに少し時間の掛かる「秘密」を持った建築となった。

   

House_mw_016

 

クライアントとは、最初から、

「何となくその方が面白い」と思える部分が共有できたのだと思う。

だから、こちらの提案の意図を瞬時に汲み取り、

楽しい会話の如く、建築の計画は進んだ。

 

House_mw_015_2

 

表出されるものは、あまりにありのままではなく、

少しの秘密と、そして笑えるものでないとつまらない。

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2008.06.13

背番号

先日は、初打席以来、2試合目の練習試合があった。
2度目の打席も三振だったので、「どうだった?また三振?」と尋ねると、
「打った!」
「どんな感じ?」
「あのね、サードとショートの間に結構強い当たりが飛んで、
 ショートが捕ったけど、送球がツーバウンドになって、
 ファーストが捕れんかった!」
「じゃあ、内野安打か?」
「うん!」
「だけど、一塁へ走るのに、そんなに細かいとことまで
 
見ながら走ったらいかんやろ!」
「(焦りながら)いや、チラッと見ながら(汗)」

まあ、何にせよ、レフトでの守備機会も無難にこなし、
うれしかったよう。

試合後、新加入の子も増えたので、新たに背番号の発表があった。
それまでは、17番。
少年野球はキャプテンが10番と決まっているので、一桁はレギュラークラス。
下の学年の子が自分より小さい番号をもらっていたのはショックだったみたいだが、
「もっとがんばれってことですね」と、現実を受け止めていた。

新しい背番号は、11番!
「もーうれしくれ、びっくりして、その後のこと覚えてない!」
自分がつけていた17番を渡すために聞いておかないといけないが、
舞い上がって、何も耳に入らなかったようだ。


「みお、何で11番やと思う?」
「コーチは、最近がんばっとるからやって」
「あなたの取柄は、いつでも声を出すことやんか?
 しっかり声出して、もっと練習もせんとね!」

背番号に恥じないようにがんばってください。

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