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2007.05.28

祝優勝!

我が後輩、桜町中学校野球部が、中学生の全日本少年軟式野球大会

四国予選決勝で、西条西(愛媛)を2安打完封、4-0で下し、

優勝しました!
 四国の各県から2校ずつが参加した今大会、

初戦のノーヒットノーラン!に始まり、

高橋投手の安定したピッチングで、

四国から唯一校という難関を突破し、

見事横浜スタジアムでの全国大会の切符を手にしました。


 高橋投手は半年前までは捕手。エースの怪我で投手に。

しかし、県大会準決勝でも完全試合!

120km後半の切れのよいストレートを制球よく外角低目に投げ、

今大会も抜群の安定感。

小学校時代に全国大会準優勝のバックもしっかりと守り、

豪打は無いが、隙の無い野球を見せてくれました。

 僕らのときには、総体の県大会優勝しましたが、

全国へは行けず、その雪辱を見事晴らしてくれました!

ぼくが入部したときの野球部の顧問だった松原先生が現在校長先生。

集団退部事件では、本当に親身に接していただき、

野球を続けられたことを絶対に忘れられない先生です。

一方的に縁を感じます。

 全国に通用するチーム!

がんばれ後輩!

 

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2007.05.16

人を育てる

学生時代、建築を学んでいく中で、

先輩や後輩、同級生、そして、多くの先生と会話し、

悩み、考え、気づいたことは、大きな財産。

自分の考えを伝え、議論する。

特に先輩たちには、自分に欠けている知識、経験を補うための、

適切な助言、アドバイスをもらった。

体験を交え、「この建築について、こう考えたが、どう思う?」

「この本には、こう書かれているが、読んでみたらどうか」。

陣内秀信の研究室には、学部の学生が十余名。

国内外、学内外からの大学院生、研究生が30名近く。

研究テーマの近い年長の院生が、後輩の研究の面倒を見る

というスタイルが何となくできていた。

この年代は、建築に対する具体的な興味が芽生え、

考え方を築いていく時期。

この時期にどんな人と巡り合うのかは、大変重要だと思う。

そうした経験から、建築の教育に携わることに強い関心があった。

独立以来10年、ポリテクカレッジと穴吹デザインカレッジで教えている。

教え始めたのが30歳。

まだまだ、自分自身が建築を模索している時期。

その分、ゼミで面倒を見た子には要求が高く、

随分、自分の考え方を悪く言えば押し付けた。

習うより慣れろ。

ぼくの実践する姿を見せるのが何よりだと考えたからだ。

結果、うまくいかなかった。

大切なのは、その子の潜在的な興味や

大袈裟に言えばアイデンティティを引き出し、

それを具体的な設計の行為と結びつける。

設計という行為を通して、自分とはどんな人間であり、

どうなりたいのかを実感させる手助けをする。

そう考えるようになった。

だが、それを実践するのは容易ではない。

こちらにそれ相応の覚悟とエネルギーが必要だ。

今、少年野球で、コーチをしている。

娘とは保育園時代からの長い付き合いの男の子。

小学3年生の彼は、野球が大好きだ。

背も大きく、強く速い球を投げ、力強いスイングで遠くに飛ばす。

非凡な才能がある。

我が子なら、毎日一緒に練習し、野球を教えたいほど愛おしい。

だが、例えば捕球姿勢を身につけるための、

ゆるいゴロ基礎の反復練習をいい加減にやる。

股関節が堅いので捕球姿勢が低くできないのに、ストレッチも適当にやる。

なぜその練習が必要なのかは、具体的に伝え、分かったと言うが、

先日、あまりにいい加減なので、強く叱った。

本気で叱った。

我慢強い彼が、ひっそり泣いていた。

しかし、考えてみればまだ小学3年生。

彼が、集中して、本気でやろうとするような設えが

足らなかったのかもしれない。

「育てる」とは、手元の辞書にこうある。

一人前になるまで(完成するまで)の過程をうまく進むように、

世話をやき助け導く。

育てることは本当に難しい。

本気であればあるほど難しい。

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2007.05.07

小豆島

ここのところ気になっていて、行きたかったのが小豆島。

地域の人たちが、豊作を祈願し、奉納する「農村歌舞伎」。

醤油など、塩を使った醸造所をめぐる「醤(ひしお)の里」。

そして、茹で時間でまったく別の食べ物になる「そうめん」。

直島の地中美術館の館長代理に北川フラム氏が就任。

それに合わせて、ぼくたちに何が出来るのかというミーティングの際、

農村歌舞伎鑑賞の話しで盛り上がり、今回のツアーに。

最初は数人の輪から始まり、最終的には30数名。

濃密な共同体がつくりだす「農村歌舞伎」。

 

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思ったより本格的。

物語を、そしてその見せ場も分かっている地元の人たちは、

自然と出る声、拍手。

リアルなハレの空間を体験しました。

麹がうみだす漆黒の佇まいの「醤(ひしお)の里」。

 

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高松にもそこかしこに醤油屋がある。

塩を生産していたことが大きく関係するようだ。

その財産を共存させるための仕組み。

ぼくの弟分が営む「高松敏春製麺所」の絶品のそうめん。

 

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パスタは茹で加減が命。

もっともっと細いそうめんはなおさらのこと。

ただし、皆、割合大雑把。

適切に茹でると、これがそうめんだったのかというほどに、

半透明で、弾力とこしのある麺となる。

ほのかに香ばしいのは、ゴマ油。小豆島だけの仕様。

ひやむぎよりまだ一回り太い麺がおススメ。

 

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しっかりと息づく共同体の生活。

どこか懐かしい光景を堪能しました。

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