「レオニー」
1907年3月。
2歳の幼い息子イサム・ノグチを連れて日本に渡った
母 レオニー・ギルモア。
それから100年。
「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が、
レオニー・ギルモアの人生を描く。
これまでの作品は、上映会というかたちで各地をめぐる。
その縁で、高松に度々訪れ、イサム・ノグチ庭園美術館で
ドウス昌代の「イサム・ノグチ 宿命の越境者」を手にした。
様々な証言・資料から精緻にイサム・ノグチを紡いだ著書は、
エモーションに溢れ、惹きつける。
募金など草の根の活動から映画作製の資金を集めている。
話しから類推すると6~7億円程度だろうか。
資金を集めることから作品づくりが始まっている。
単なる大金を「投資」するスポンサーは望んでいないとすら感じられた。
秋から撮影にかかるという。
自らの内奥を見つめ、存在意義を作品に投影する
イサム・ノグチの制作において、人生において、
母への複雑な愛情のかたちが見え隠れする。
どのような「レオニー・ギルモア」が描かれるのだろうか。
http://www.myleonie.com
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