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2007.04.06

「レオニー」

1907年3月。

2歳の幼い息子イサム・ノグチを連れて日本に渡った

母 レオニー・ギルモア。

 

Photo_29

 

それから100年。

「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が、

レオニー・ギルモアの人生を描く。

これまでの作品は、上映会というかたちで各地をめぐる。

その縁で、高松に度々訪れ、イサム・ノグチ庭園美術館で

ドウス昌代の「イサム・ノグチ 宿命の越境者」を手にした。

様々な証言・資料から精緻にイサム・ノグチを紡いだ著書は、

エモーションに溢れ、惹きつける。

募金など草の根の活動から映画作製の資金を集めている。

話しから類推すると6~7億円程度だろうか。

資金を集めることから作品づくりが始まっている。

単なる大金を「投資」するスポンサーは望んでいないとすら感じられた。

秋から撮影にかかるという。

自らの内奥を見つめ、存在意義を作品に投影する

イサム・ノグチの制作において、人生において、

母への複雑な愛情のかたちが見え隠れする。

どのような「レオニー・ギルモア」が描かれるのだろうか。

http://www.myleonie.com

 

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