親の中で親は育つ
先日、PTAの会長会があった。
会長が仕事の都合のため参加できず、代理で出席。
年度最後の会合ということで、1年を振り返っての
ワークショップがあった。
講師は、香川大学生涯教育学習センターの清國祐二教授。
たまたま近くに座った人たちをグループに分けスタート。
まちなかの小学校の統廃合で、廃校が決まった小学校の会長さん。
高松でも郊外。平たく言うと田舎の小学校の会長さんと
中学校の副会長さん。ちなみに、ナンチャンの出身校。
どちらも、うるさ型も多いが、コミュニティーはしっかり残っている地域。
皆、子供たちの生活環境を良くするために活動しているという目的を
共有することと、学校、地域、子供会、親など、
それぞれとコミュニケーションをしっかり取ることが必要だと。
1年間、PTAの役員をさせていただいて感じたこと。
忙しい中、役割を引き受けてくれる方は、いい人ばかり。
子供のためには、誰かがやらなければならない役割である。
そのことを、受け入れている人たち。
一方、子供会(育成会)に入っていても、高学年になり、
役員の順番がまわって来そうになると辞めさせる親。
役員決めの当日に辞めたというケースも聞いた。
ひどいのは、子供会行事のあるときだけ入会し、直後に辞めさせる親。
子供たちに、どんな親の姿を見せようとしているのか。
小学生の頃、子供会の地区対抗のソフトボール大会は一大イベント。
まず、選手に選ばれること。
ぼくは、3年生から選手に選ばれたことを誇りに思っていた。
6年生最後の大会、練習に練習を重ねたのに、
負けた悔しさは今でも忘れない。
ぼくがもう少し、冷静にチームをまとめられれば十分に優勝を狙えた。
そこから学んだことは多い。
「役員をやるような人は、要領の悪い人」という人がいたようだ。
そう思うのは勝手だ。ただし、他言すべきではない。
役員になることが全てではないことは百も承知だが、
一人ひとりが自分に出来ることを模索し、実行する、
また、自分自身が出来ないのであれば協力する、
理解する姿勢が必要だと思う。
ワークショップの最後、先生の言葉。
「子供は子供の中で育ちます。
今、親の中で親が育つことが必要です」
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