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2007.03.21

直島 スタンダード展2

地中美術館会館以来、直島に訪れる人の数は4倍になった。

 

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直島の人たちの海水浴場として親しまれた「パラダイス」が、

福武書店に買収されたのが1987年。

ベネッセハウスオープンが1992年。

魅力が浸透するのに10年を費やした。

瀬戸内の美しい自然と一体となった建築とはいえ、

当初は、美術作品を購入して観覧させるスタイル。

 

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地域ボランティア、学生ボランティア、個人・企業協賛など、

地域住民を巻き込んでのムーブメントとなった契機は、

2001年の「スタンダード展」。

旧来の集落 本村地区に建築とアートが一体となった作品を点在させた。

端緒となったのは「角屋」。

 

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わが師 山本忠司と宮島達男のコラボレーションにより、

廃屋寸前の伝統的建物を、復元しながら現代アートとして再生。

住民により刻まれたリズムで水に瞬くカウンター。

景観の再生の鑑となり、住民の参加意識が育まれた瞬間。

 

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今回、直島で育った友人を案内した。

当人は、訪れる人たちが知っていること、知りたいことに

皆目興味が無いが、慣れ親しんだ場所としての記憶だけがある。

フェリーが満席であることに驚く。

オルガンも習った幼稚園が、ギャラリーに、

幼い頃通った歯医者が大竹伸朗の摩訶不思議な空間に、

床屋がタコに占領される空間、

だが、反応するのは、「記憶」である。

島の「ごとうパン」は同級生。

直島八幡神社のボランティアガイドは先輩。

 

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作家やベネッセといった企画側が何を意図し、

いかに創造してきたのかということが興味の対象であったが、

生活をしてきたものの視点を肌で感じ面白い体験となった。

 

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彼らにとっては、ベネッセ以降の現代アートより、

直島小学校に始まるの石井和紘の仕事は、鮮烈な体験だったようだ。

 

 

 

 

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