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2007.03.16

house ym

スタジオに一枚だけ掛けてある写真のパネルを見てご指名。

20歳代後半のご夫婦と面会となった。

建築家紹介ASJ(アーキテクツ・スタジオ・ジャパン)

高松スタジオの仕事。

ほとんどの方は、イベント会場でお会いし、その時の感触で指名となる。

指名していただいて、初めて設計がスタートする。

 

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ここ数年、設計に関する情報が増えた。

だが、設計者各人のデザインの志向性の違いを認識できる方はまだまだ少数。

ただし、理解の発展段階においてはそれが必ずしも悪いことでもない。

自分自身、建築家を目指した学生時代、修行時代、

そして今も自分の本当にやりたいことや可能性を模索しているのだから。

 

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しかし、「匂い」にも似た直感というのはあるのだろう。

空間構成や素材に対する的確で具体的な、ただし断片的なイメージがあり、

それらに秩序を見出し、統合させる操作はスムースに進行。

05年7月にスタートし、9月には概算見積。

ただし、お互いのやりたいことが予算から大きく溢れ、修正。

具体的な金額を前にしないと、希望は無尽蔵に膨らむ。

予定金額に近づける作業は、優先順位を整理すること。

どの場合でも必要不可欠なプロセス。

 

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必要不可欠な機能と要望を整理し、

これまで、中庭などを用いたが、今回は、開口部と空間構成から

周辺環境と緩衝させ、プライバシーを確保しながら

光の移ろいを感じられる空間を目指した。

 

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引渡しの際の会話の中で、ご主人。

「ぼくが建築家なら、この厳しい予算では断ったと思います。

 ありがとうございました。」

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