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2007.03.10

house hu

建築の設計は、「敷地を読む」ことから始めます。

方位や、道路の位置、広さはもちろん、

周囲のスケール感や、佇まい。

どのようなヴォリュームを置けば、

周辺の環境と融和させることができるのか。

通常、可能な限り建物を東西に長く、

南側を空け、日照を確保することを試みます。

 

Uyama_003_1 

 

徳島市の閑静な住宅街。

北側の住宅の雰囲気から、30年以上住んでいる年配の方。

その佇まいから、ちょっと気難しそうな感じ。

建設の敷地は長年、空き地の状態で、そこに敷地北側に2階建ての

ヴォリュームが来ると、日照が遮られ、嫌な感じになることは明白。

幸いにも道路は、南と東。

敷地西側にヴォリュームを寄せ計画。

北側のお宅は、昼過ぎまで十分に日照が確保できる。

 

Uyama_013

1階 南面からと、2階の見上げる中庭から直接に間接に採光。

視線や気配、光が交錯し、錯綜する。

外周面に、必要に応じ、スリット状の窓をちりばめた。

防犯上、物理的に進入することのできない幅のスリット。

ASJ徳島スタジオのオープニングのイベントで来ていただき、

一昨年の7月から計画がスタート。

とても、個性的なご夫婦で、打合せも楽しくやらせていただきました。

それまでの仕事も、何度となく見に行かれ、

かなり惚れ込んでいただきました。

計画当初から、最低限の要望をよく整理したうえで伝えていただき、

それ以外の部分は、

「それに関しては、特に希望はありませんので、

先生の良いようにしてください。」

とおっしゃっていただきました。

 

Uyama_032_1

 

ぼくは、かなり細かく、キッチンでの動きや、家事のパターンを考慮し、

確認しながら仕様を決めますが、奥さんは、見事なほどに、

「いえ、特に気にしません。」と、サバサバ。

しかし、外壁に関しては、ぼくは、場所の特性から、

白く柔らかく光を反射する素材が良いと説明しましたが、ご主人は、

「サンシャイン歯科」と「house tn」と同じ外壁がよいと頑とし、

奥さんは「先生、ここで主人を説得しないと後悔しますよ」と、援護射撃。

結果、素材がマイナーチェンジしており、より深みのある素材となり、

この場所には最適な質感を獲得でき、良かったのではないかと思います。

 

さらに写真を見たい方は、アルバムへどうぞ。

 

 

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