結婚式
1999年。
1997年、独立はしたものの、2年間待ったが、
丸亀のポリテクカレッジの講師になる話は現実的になくなり、
いよいよ、設計事務所として仕事をつくらないといけないという
本当の意味でのスタートの年。
まずは、ぼくという人間を知ってもらうことからはじめよう。
しかし、単なる異業種交流のサロンではなく、
「まちのために貢献することを目的とした集まり」
そういう会はないかと、目上の建築設計者に相談したところ、
「青年会議所」を紹介され、入会した。
同期入会のメンバーの中に彼がいた。
現代思想や文学に明るい彼は、思考回路がクリアで、
色々な事象に的確な批評をしてくれる貴重な存在。
歳が近いこともあり、近い関係になるにはさほど時間はかからなかった。
建設的な話し以外に、彼に必要な愚痴の聞き役。
こちらも、他に人に言えないことを彼には話した。
当時、彼は30歳。
未婚の彼のために、何度か女性を紹介した。
事物を的確に批評することのできる彼であるが、
こと自分のこととなると、首をかしげる行動を取ること多々。
あまり意味のない恋愛をしていると、たしなめたこともあった。
めんどくさがりで、フットワークの重い彼を、
色々と連れ出していったなかで、
よく気が付き、探究心の旺盛な、魅力的な女性と巡り会い、
昨秋、「結婚しようと思う。」
まずは、大賛成。
今年、青年会議所のアジア大会、50周年を控えていたので、
結婚は来年がいいとアドバイスしたが、諸事情により今日結婚。
友人代表としてスピーチさせていただいたが、
友人というよりは、家族に近い心境だった。
3次会まで付き合ってくれたが、
とてもうれしそうな彼の顔が、幸せな家庭生活を期待させた。
結婚は、ゴールではなくスタート。
共に生きていくことを誓った気持ちを決して忘れずに、
互いを慮りながら、互いを支えられる、
そんな関係をゆっくりと築いてください。
末永くお幸せに!
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