« うどんランキング50 | Main | 結婚式 »

2006.11.09

服田洋一郎というブルース

1986年。

大学に入り、建築そっちのけでどっぷりと浸かり始めたのがブルース。

ストーンズやクラプトンから、彼らのルーツへという
グランド・ツアーも、一つ目のヤマを迎えたあたり。

当時、偏愛していたクラプトンが尊敬してやまない特別な存在。
そのオーティス・ラッシュがやってくるという。

 

Photo_17



お互いに音源を貸し借りし、意見を交わしていた友人と、
「行ってみようか」。

会場は、ブラック・ミュージックの殿堂九段会館!

バックを務めるのはブレイク・ダウンを中心とした、日本の腕利きたち。

よくわからないまま終わった。

ブルースという音楽は、概ね独白形式で
個人的な恋や人生の機微を紡ぎ、
聞くものはそこに自らを投影させる。

簡単に言うとオーティス・ラッシュの背負ってきたものは、
ハタチの若造には分からなかったのである。

ちょっと分かった気になってたぼくは、
まだまだ深きブルースの世界を思い知らされたのでした。

あれから、13年。

1999年4月3日。

オーティス・ラッシュのバックを務めた「はっちゃん」こと、

元ブレイク・ダウンの服田洋一郎のライブを初めて体験した。

 

Photo_18

はっちゃんは、形式としてのブルースだけをプレイするわけではない。

そもそもブルースとは、「概念」であり、「かたち」ではない。

ブルースにのめり込み始めた頃、極端に言うと、

「ブルース以外は音楽じゃない!」と思ってた。

事実、黒人音楽とワールド・ミュージックと呼ばれる

ルーツ・ミュージック以外の音楽には、拒絶反応に近い状態であった。

それは、ブルースという「概念」を抽出するために、

だから「かたち」に囚われていたのだ。

 

200611052220000_1

はっちゃん自身が「ブルース」なのだ。

そんなことを感じた。

以来、年に2度、高松にやってくる。

服田洋一郎という人間の体現するブルースは、

内奥に深く届き、熱量を与えてくれる。

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117221/12620165

Listed below are links to weblogs that reference 服田洋一郎というブルース:

Comments

Post a comment