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2006.10.04

イサム・ノグチ展 高松市美術館

いよいよ「イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻展」が
高松市立美術館にて始まりました。
60歳を迎えたイサム・ノグチが「黒い太陽」(1964年)
(今回の展覧会に同じものの半分の作品が展示)を制作のため
牟礼に訪れて以来、関係を持った香川の地での本格的な展覧会である。

以前お伝えしたとおり、晩年の自然石と対峙するような作品ではなく、
土や金属、そして石も、ここではどれもひとつの素材として扱われ、
イサムさんの手によって生み出された作品ばかりです。

会場に入ると「広島の原爆死没者慰霊碑」の5分の1の模型が
いきなり迎えてくれます。
丹下健三の提案により、アメリカ人の血と日本人の血を持つ
イサム・ノグチだからこそ慰霊碑を計画するにふさわしい、
ということでスタートしたが、
アメリカ人の血が入っていることが理由で、計画は実現しなかった。
実現すれば、イサム・ノグチの仕事の中でも傑出したもののひとつで
あったであろうと言うのが、美術関係者の評価である。
5分の1の大きさになり、慰霊碑の前で手を合わせ
祈ってみてください。イサムさんが描いた情景が少し伝わってきます。

また、会場となる高松市美術館は、その設計の過程で、
イサムさんが関わったが、すでに計画が始まった段階で
設計に関わったことなど、様々な問題から実現していない。
部分的にはイサムさんのアイデアが反映しているようだが、
建築としては、魅力的なものだとはとても言えない。
もし、イサム・ノグチ設計の美術館が実現していれば
香川のとても大きな財産になったことは間違いない。

そんなことに思いを馳せながら感慨深く拝見してきました。

とにかく、ひとつのジャンルで括ることの出来ない、
イサムさんの多面的な活動を、網羅的に観る事の出来る展覧会です。
牟礼の庭園美術館とあわせてご覧下さい。

また、今回の展覧会にあわせてワークショップをやらせていただきます。
興味のある方は是非どうぞ。

おとなのワークショップ「イサム・ノグチを遊ぶ」
10月15日(日)10:00-16:00
対象 高校生以上
子供向けワークショップ
 10月22日(日)13:30-16:00
 対象 小学4年生~中学生
小学校低学年向けのワークショップは、定員オーバーのため、
募集を締め切りました。
詳しくは高松市美術館のHPまで。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/647.html

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Posted by: Boris | 2015.06.11 13:32

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