2005.09.21
2005.09.19
「夢」ということばが安易に流れていて、
できれば使いたくない。
で、バトンを受けてみた(?)ので、
やってみましょう。
■Q1.小さい頃、何になりたかった?
もの心ついたときから「プロ野球選手」。
中学3年まで。
それ以外には基本的に迷い無し。
そのためのできうる限りの努力もした。
高校で「建築学科」を出て家業の建設業を継ぐか、
政治家としてこの国を何とかしなければととも思った。
結果、建築学科に入る。
そうすると建築設計ということを職能にしている
「建築家」なるものを知り、惹かれる。
ずいぶん悩んだが、一生を懸けるに値する仕事。
短い人生、自分のやりたいことをやってみようと決意。
■Q2.その夢は叶ったか?
「建築家」であるということそのものには価値は無い。
自分の描く「建築家としてのありかた」と
重なることが強いて言えば夢か。
道半ば。
一歩一歩近づいているような気もするが、
まだまだ道は険しく永い。
■Q3.現在の夢は?
自分の目指す質の建築をつくることは
第一義的に優先されるが、
世の中全般の建築に対する深い理解を得るための
行動や、共同体という社会の抱える問題は、
建築的な創造性で解決に近づける示唆を与えられる
ということを実証していきたい。
また、もやもやとした倦怠感や、からだのことを
気にしないでいいほどの
いつまでも「健康」なからだが欲しい。
■Q4.宝くじで3億円当たったら?
自宅と事務所を建設。
残りは貯金します。
■Q5.あなたにとって夢のような世界とは?
戦争が無い社会。
価値観の違いを認め合い、助け合い、
人をうらやましがらず、皆尊敬される人間であるために努力し、
まじめな人がそれなりに評価される。
子供が親を尊敬し、大人はめんどくさがらず仕事をし、
老人を敬う。
創造性を持った専門家が評価され、
量的な判断を良しとせず、質的で判断される社会。
それぞれが住む地域の歴史と文化の特性を理解し、
地域に愛着と誇りを持つ。
いきいきとした共同体の集合である国家。
その集合としての地球。
■Q6.昨晩見た夢は?
。。。。。
■Q7.この人の夢の話を聞きたいと思う5人は?
イサム・ノグチ。金子正則。大江宏。
嘉手刈林昌。サム・クック。
こんな感じですが、
どうなんでしょう?
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2005.09.12
10日、友人の結婚式に参列した。
すごくいい結婚式でした。
近年、「地味婚」や媒酌人を立てない人前結婚式など
結婚式そのものが簡略化される傾向にあるが、
礼儀作法や所作を頑なと言っていいほど大切にするIさんらしく、
重みのある久々に厳格なスタイルの結婚式でした。
媒酌人は、新郎の父が都銀の名古屋支店長をされていたとき、
事業の建て直しに融資を決定し、以降、
家族ぐるみの付き合いを20年以上に渡り続けられている
ダイコク電機相談役の栢森新治氏。
新郎側の来賓の挨拶はIさんの勤務する鹿島建設の専務さん。
新婦側の来賓の挨拶は、新婦のお父さんの高校の先輩で、
売上1000億を超える会社の社長さんで
清水エスパルスのオーナー。
ちなみに新婦のお父さんは年商1兆円超の会社の社長さん。
新婦の伯父さんは堺屋太一さん。
結婚とは、当人同士だけではなく、
「家」と「家」が取り交わす儀式だということを
認識させられました。
隣の友人が「場違いなとこ来たけど、いい経験になります」。
会場は椿山荘。虚勢の全く無い、格調高い空間。
でも、本人達はいたってリラックスし、
十分に堪能している。
色打掛で登場し、洋装へ。
そして、うれしいことに友人代表として
スピーチさせていただいた。
ふたりとも家族に愛されて育ったのがすごく伝わった。
そして、家族を愛している。
また、ふたりとも知的好奇心が非常に旺盛で、
自分の目標に対する努力を惜しまない。
そして、人を大切にし、人に愛される。
決して人と比べて自らの環境を悔やんだりせず、
自ら判断し、自分の責任とする。
人は、そういう人間を応援したくなる。
本当にいい結婚式だった。
含蓄のある言葉が並んだが、その中でもこころに響いた言葉。
「夫婦にとって大切なことは、
お互いを見つめ合うのではなく、
同じ道を見つめること」。
大切な友人の本当によいスタートの瞬間に立ち会えた。
宮本武蔵「五輪の書」の一節。
「われ ことにおいて 後悔せず」
いろいろな困難もあるだろうけど、
それを乗り越えるのも楽しみ。
末永くお幸せに。
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2005.09.08
適性診断やってみました。
基本的にはそうかなあと思いますが、
それは、ぼく自身が形成されていく過程の初期の段階のこと。
たぶん、学生さんか就職して間もない人向けなのでしょう。
「建築家」という目標が設定されてからは、
実は、日々学び続けているとともに、
人格は変化しています。
その、アウトプットされたぼくしか知らない人には、
以外かもしれませんが。
どうでしょう?
ルーチンワークや事務系が得意なタイプ
性格 古風なサムライ、良妻タイプ
恋愛 初恋の人と幸せな結婚をするタイプ
特に向いている職種は?
企業の総務、人事、看護士、保育士、理学療法士、茶道、華道、日本舞踊などの先生、栄養士、介護関係のヘルパー、学校の先生。
守りのタイプです。
攻めるのは苦手ですが、守りは得意
内向性(ディフェンス型)
5■■■■■
外向性(オフェンス型)
1■□□□□
ルーチンワークや事務系が得意なタイプ
人に言われたり指示された仕事はきちんとできるタイプです。リーダーシップをとって積極的に自分の仕事を作ったり、人を説得したり物を売ったりできるタイプではありませんが、人のお世話をしたり、自分のもっているスキルを優しく教えたりすることが得意でしょう。会社などの組織のなかでは、あまり目立たないかもしれません。企業に就職しても、会社の決まり事をきちんと守り、マジメに勤務できます。事務系、管理系のルーチンワークが得意ですが、もし、実家が自営業を営んでいるなら、そのお手伝いもぴったりです。あなたの個性、とくにやさしさを活かした仕事を探してください。きっと、周囲から感謝される仕事を達成できるでしょう。
古風なサムライ、良妻タイプ
ちゃんと常識をわきまえて、周囲の人たちにも優しく、どちらかというとおとなしいタイプ。男性は静かで古風なサムライ。女性は非常に家庭的で、いい奥さんになる良妻型です。あなたはいま、自分でしたい仕事があまり見つからないかもしれません。でも焦らないでください。あなたの個性は、あたたかい職場や家庭という環境で活きます。あなたはマジメで、遊びは下手ですが、だからといって堅物でもありません。きっと、あなたのお母さんは素敵な家庭人だったことでしょう。女性の場合、このタイプが少なくなってきたので、あなたはたいへん貴重な存在です。家庭に入れば、あなたは良き妻となり、賢い母親になるでしょう。周囲の雑音をあまり気にしないこと。環境が許せば、家事手伝いをして、そのスキルを磨くのもいいでしょう。知的な面でも自分を磨くことを忘れずに。また、できるだけ積極的にいろいろな人とコミュニケーションをとりましょう。
初恋の人と幸せな結婚をするタイプ
あなたは恋愛でもたいへん慎重ですが、いったん相手を好きになるとその人と結婚したいと思うはずです。マジメで一途ですから、浮気はしません。無意識のうちに自分の個性にあなたは気づいているはずですので、意外と結婚は早いかも。初恋の人や幼なじみと幸せな結婚をするタイプです。結婚するとあなたは家庭をしっかりと守ります。すべての家事に万能ではありませんが、コツコツ努力してすてきな夫や奥さんになることでしょう。ただし、あんまり「のほほん」としていると、相手によそ見をされたりするので、結婚してからも女性としての魅力を磨き続けることを忘れずに。男性の場合は、スキルを磨いて早く一人前になることです。
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2005.09.02
「日本は戦争を起した。それは理由もあったが悪だった。
日本という国はそのような歴史を持っている。
いま君たちは、このことをよく理解して、これから先、
日本を国際関係のなかでどのような国にしていくのか、
十分構想する必要がある。ということは、
これから日本がどのような国になっていくのかは、
誰の責任でもなく、君自身の責任に帰属することだから。」
これは、竹田青嗣の言だが、全く同感。
広島の平和記念館に行くと、戦争の、そして原爆の悲惨さを
まざまざと見せつけられるが、そのなかでも
写真家土門拳の「ヒロシマ」と、各国の要人がコメントを
書き残しているものは、表面の感情を貫き、
こころの内奥に深く突き刺さる。
それにもまして驚いたのは、広島の建築家たちのお花見に呼ばれ、
参加した際、桜の樹は細く、花の数もまばらであったことだ。
日本も核保有をすべきだという論調に対し、
昨年の平和記念式典で広島市長は「もはや戦前である」と。
「数カ国が特権として核保有してもよいが、イラクはいかん」
という思考には、まったく理解できず、
「何様のつもりじゃ!」と言いたい。
少なくともぼくらができる、いや、しないといけないことは、
原爆の悲惨さを認識し、「これだけはやめませんか」と
言い続けることだと思う。
そして、日本が近隣諸国に犯してきた事実を知り、見つめ、
謝罪の気持ちを持つことだと思う。
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2005.09.01
朝夕の風が、秋へと向かう気配を感じさせる今日この頃。
この夏に感じたことを書きそびれたので、
遅ればせながら。
今年は、終戦から60年。
一応それに関する報道はあったが、大イベントとして
振り返るわけでもなかった。
10年前の50年目のときにも同じことを感じた。
ジリジリと照りつける暑い夏が大好きだった少年時代。
野球に明け暮れる日々、夏の甲子園はTVにかじりついていた。
暑い日差しになぜか静寂さを感じるのは、
終戦記念日の正午、試合が中断し、黙祷を捧げる場面が、
その出来事の深刻さを増幅させるからだろうか。
はたまた、お盆の雰囲気がそうさせるのか。
第二次世界大戦が、どのようなものだったのか。
天皇の意義と責任。内閣府の権限と責任。
どうやら、このあたりのことをしっかりと見つめることを
避けてきたことに、現在日本の社会が抱えている膿の
原因があるのではないかと思う。
何かアンタッチャブルとしてしまっているし、
そうしないと前へ向いて歩き出すことも困難だったことも
大きな要因だと思う。
戦後の復興に際し、日本はアメリカに完全に服従することに
民衆も激しい抵抗をしてきたのに、今は単なるイエスマン。
いまは、内的確かさを持った共同体となる大きなチャンスの時。
だからこそ、過去をしっかりと見つめる必要があると思う。
国際化とは、英語を話したり、他の地域と国々の
生活や文化を知ることではない。
自分たちの国や地域のことをしっかりと認識することだ。
戦争を実際に体験した人たちもどんどん少なくなる。
そうした人たちの中から、重い口を開き、
封印していた記憶を後世に伝える動きが出てきたことは
よい流れだと思う。
戦後の復興を一身に背負い、既成の社会に激しく抗った、
新しい日本をつくろうとしてきた団塊の世代が、
リタイアする時代になった。
彼らは社会を自分たちが描いたものに近づけることができたのか?
期待していたのはぼくだけか?
日本という国が持っていた文化をはじめとする
高いポテンシャルは、もはや使い果たされ、
もうそろそろ何かをつくりだす時。
「国」という言葉と、その概念が気恥ずかしさを伴っているのは、
戦争の意味を置き去りにしているからに他ならない。
「共同体」ならどう?
「社会」という言葉は観念的過ぎる。
スロー・コミュニティ。
ちいさくても熱量をもったコミュニティの創造。
英語では、事象を総括する意のsummaryの語源は
「夏=summer」から。
そして、物事のサイクル「60年」を迎え、
新しいサイクルへ。
そんな夏になればいいなと思う。
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