ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ
そこはかとなく、深いやさしさで包んでくれる音。
彼らの虚勢やはったりのない豊かな音は
一体どこからもたらされるのだろう。
琴線を共鳴させるルーベン・ゴンザレスのピアノ。
メロディー。。。
音の連続は、ここまでこころの深奥に届くものなのか。
出演者中唯一スターであり続けるオマーラ・ポルトゥオンド。
その、たおやかな声は、天賦のものなのか。
あるいは、人としての豊かさが発露するのもなのか。
どのミュージシャンも深く、やさしい音を奏で、
その憂いに満ちた音が重なり、内奥まで沁みる。
音楽を聴いていて、本当によかったと思えた作品。
公開された2000年は、人生の深淵にあった時期で、
何度も劇場に足を運び、涙した。
先日、DVDを購入し再見。
必見、そして必聴!
高松のまちをいま一番面白くしてる「まちラボ」の
第1回目のBGMが、ブエナ・ビスタの本当の立役者、
ファンデ・マルコス・ゴンザレスの
「アフロ・キューバン・オ-ルスターズ 」だったのも、
何かの縁か。
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